高齢者向けの施設は12,3万円?と意外にリーズナブル

野田市は千葉県の北西部にある都市です。
江戸川をはさんで対岸が埼玉県、利根川を挟んで対岸が茨城県という立地で、東京都のベッドタウンの一つ。
交通アクセスとしてはJR東武野田線や朝日バスなどが走っています。
また、「まめバス」という市営のバスもあり、市民の足となっています。
野田市の高齢者の人口推移を見てみますと、2006年には総人口約15万人に対し、高齢者数は約2.8万人。
高齢化率は18.5%でした。
しかし、2023年には総人口約15万人に対し、高齢者の数は約4.7万人。
高齢化率も31.1%に。
野田市にも高齢化の波は押し寄せているのが分かります。
そのような状況の中、野田市は多様な高齢者福祉サービスを実行。
「手厚い福祉」を目指しています。
「福祉タクシー」というサービスを施行し、70歳以上で市民税が非課税の方対象にタクシー代を助成。
また、65歳以上の方や障がい者の方々のために「訪問理容」という自宅での散髪サービスを実施。
料金の助成もしています。
野田市には介護施設もさまざまあります。
特別養護老人ホームは条件付きではありますが、料金が食費込みで10万円未満も可能ですので、やはり人気があります。
しかし他市同様、常時満床で、市内8カ所とも多くの人が入居の順番を待っている状態です。
ですから、余程介護度が高くない限り、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅の入居を考えた方が現実的でしょう。
有料老人ホームは月額利用料が15万前後から30万円ほど。
入居一時金の支払い額によって月額は大きく変わります。
必ず全体の料金を施設に聞いておきましょう。
サービス付き高齢者住宅なら月額利用料は12,3万から20万円程度。
有料老人ホームよりは利用料は安いのですが、この料金にデイサービス代など、介護サービスを使った分だけ加算されていきます。
介護度が低く、ヘルパーなど雇わなくても良い方はサービス付き高齢者住宅が安くて良いと思いますが、介護度が重い方は合計すると割高になる可能性もありますので、前もってケアマネージャーに相談し、合計金額を把握しておくと良いでしょう。
また、野田市内にはグループホームもいくつかあり、月額利用料は20万円前後という場合が多いようです。
老人ホームと違い、規則が余り無く自由なのが魅力ですが、機械浴などの全介助用の設備が整っていないホームがほとんどです。
そのため、自分で動ける間しか利用できないホームもありますので、電話などで確認することをおすすめします。