有料老人ホームが多い地域。多彩な持ち味を持つ施設ばかりです

かつて、大規模な土地区画整理事業が実施された一帯が駅の周辺には大量に含まれています。風景の大半は、一般的な住宅地で占められていますが、まだ新しくて開放的な町並みを多く見かけます。商業施設などの数や種類は申し分ありません。
欠点らしい欠点を探すと、新柏駅の近辺にはバス乗り場はあるものの、この駅から発着する路線が皆無でした。しかし2014年からこの駅を起点とする路線が新設されました。この路線をはじめ、一般の路線を管轄しているのはすべて東武バスグループです。
新柏駅は、東武野田線の管内にある駅です。すぐ隣に柏駅があるため、JRの常磐線に簡単に乗り換えられる点が最大の強みでしょう。実際に、すぐ隣で降りる乗客は少なくありません。
また、流山おおたかの森駅や新鎌ヶ谷駅とあまり離れていない点も、セールスポイントになるでしょう。流山おおたかの森駅ではつくばエクスプレスに乗り換えできますし、新鎌ヶ谷駅に至っては乗り換えできる路線が3種類あります。新京成線・北総鉄道・京成電鉄の成田空港線とまとめて接続していますから、新鎌ヶ谷駅の使い方を考えることはそれだけでもなかなか楽しいものです。
新柏駅は、開業してからまだ30年強と若い駅ですが、利用率は一貫して好調です。21世紀突入後の1日あたりの乗降客数を確認すると、18000人を超えたのは2002年のこと。そしてそれからわずか5年で19000人を超えました。微減する年がたまにあるものの、近年も少しずつ乗降客は増えています。
あまり顕在化していないですが、新柏駅の周囲でも高齢化問題は年々進行しています。介護施設の増加などは急ピッチで進んでいるとはいえませんが、この10年くらいでだいぶ個性豊かな施設が勢ぞろいしていることは間違いないでしょう。特に、住宅型有料老人ホーム・介護付き優良老人ホームの増加は注目すべき特長です。
駅から1キロ以内で確保するのは簡単なことではないのですが、2~3キロ離れた場所でもOKであれば、施設の選択肢は一気に増えるはずです。料金体系については施設ごとに違いますが、安い施設を希望する場合は、入居一時金制度がない施設を探すとよいでしょう(そのような施設の場合、月額使用料が10万円前後で済むケースが目立ちます)。