成東海岸や蓮沼海岸を擁する、リゾート地の多い都市です

千葉県の東端は、九十九里浜でよく知られているように太平洋に面した長い海岸が続いています。
この地域に存在する自治体のひとつが、山武市。
東金市や八街市、また山武郡に属する町に囲まれています。
もともと現在の山武市の市域はすべてが、山武郡に含まれていました。
成東町・山武町・蓮沼村・松尾町を束ねる形で2006年に発足したばかりのまだ新しい都市です。
山武市はおよそ西半分が高地にとなっており、伝統的な山武杉などを軸とする林業の用地やゴルフ場などの目的で使われています。
市街地などは東半分に集中しています。
農業も健在で、最近はイチゴ狩りなどを楽しんでいただける場所が大人気です。
九十九里浜は海水浴場として以前から利用されてきました。
そのほか蓮沼海浜公園のように、娯楽施設を集めた名所もご利用可能です。
この海浜公園は房総の魅力500選に選出されていますが、山室姫塚古墳・大堤権現塚古墳や成東・東金食虫植物群落、歴史民俗資料館なども同様に選ばれています。
歴史民俗資料館は、山武地域が輩出した著名な小説家である伊藤左千夫の生家の隣にあります。
山武市は歴史的な出来事が何度も起こった地域であるため、もともと史跡は少なくありません。
白幡八幡神社は、平安時代末期に源頼朝が白い旗を奉納したと伝えられる名跡です。
また室町時代に入ると成東城が建造されます。
現在は残っていない城ですが、城跡全体が公園化されており簡単に見物していただけます。
鍋かぶり上人として名高い日蓮宗の日親上人が開山した妙宣寺も、室町時代に建造されている寺院です。
山武市で列車にお乗りになりたいときは、JRの総武本線と東金線をご利用可能です。
路線バスについては、山武郡を拠点とする芝山交通をはじめ千葉交通や京成バスグループ、また九十九里鉄道など数多くの系統をお使いになれます。
幹線道路に関しては、首都圏中央連絡自動車道や銚子連絡道路、国道126号線が便利でしょう。
山武市の人口は、20世紀の終わりまで一貫して増加していました。
今世紀に入ると減少に転じており、2023年には人口4万9,103人、高齢化率は36.8%と全国的に見ても高い水準です。
今から山武市内で介護施設へのご入居をお考えになる場合は、特別養護老人ホーム・グループホームが見つかりやすい状態です。
また、介護老人保健施設やサービス付き高齢者向け住宅・介護付き有料老人ホームなども数が増えている状況です。