東京に近く、都心から移住してくれる高齢者のための老人ホームも多数

千葉県の北西部にある市川市は人口49万1,577人(2023年調査)。
千葉県では上位の人口になっている大都市です。
千葉県でありながらも都内に通う人は全体の22.4%(2015年調査)と高くなっており、今もなおベッドタウンとして発展している地域。
実際に東京都江戸川区とは江戸川を挟んで隣になっています。
駅前や南部は住宅地として開発が進行。
以前は閑静な住宅街……といった雰囲気だった地区も変わりつつあります。
大規模な商業施設などが立ち並んではいますが、庶民的な雰囲気の商店街も残る高齢者も住みやすい地域と言えるでしょう。
また、住みやすさを追求しているのも市川市の良いところ。
1997年には予め予約をしておけば近所のコンビニエンスストアや商店などで住民票を取得できるサービスを開始。
日本で最初のサービスとして注目を集めました。
ほかにも個人市民税納税者が納めている税金のうち、1%を指定した団体の事業費に当てる取組みを開始。
いつも自分がお世話になっているNPO団体や協力したいボランティア団体に寄付が可能に。
さらに現在では3団体まで視線ができるようになっているようです。
さまざまな試みができるのも財源が豊かだからこそ。
人口は年々増えていますし、破産する市町村が増えている昨今でも珍しい地域と言えるでしょう。
そんな市川市は東京都への通学・通勤者によって人口は増加傾向ではありますが、高齢者も増えています。
他の地域と比べ急激な増加ではないものの、今後確実に問題となっていくでしょう。
実際に市内在住の65歳以上の高齢者は10万5,894人(2023年時点)。
市川市では財源の豊かさも後押ししてくれることもあり、福祉も充実。
基本的な高齢者への支援はもちろんのこと、「市制施行80周年記念 長寿ふれあいフェスティバルinいちかわ」など高齢者が輝けるイベントを企画。
趣味の展示をしたり、地域の人と話しをしたりと生きがいになっているようです。
なんと高齢者向け「新IT講習会」も開催。
スマートフォンやタブレット端末の使い方を教えてくれる講習会を市が主催するといった非常に珍しい取り組みです。
そのほかにも交通安全つえの給付やシルバーカー購入費の助成金など、細やかなサービスも多数。
配食サービスなど高齢者にはありがたいものばかりですから、一度確認してみることをおすすめします。
住みやすさが期待できる市川市の有料老人ホーム事情は豊富。
多数の施設から自分にあった場所を選ぶことができます。
小規模~大規模なホームもあり、かかる費用もさまざま。
小規模ホームにはなんと10室以下という場所も。
価格面では高級老人ホームから月々の賃貸と変わらない支払いで入居可能な施設もあります。
デイサービスセンターを併設している施設も多いので、お身体にハンデのある方も安心ですね。