施設介護だけでなく、高齢者在宅支援や在宅介護サポートも充実

千葉市6区のひとつで、1992年に千葉市の政令指定都市への移行に伴い設置された緑区。
住宅地開発が進み、主に鎌取駅や土気駅を中心に大きなニュータウン地区が形成され、人口は増加中。
しかし区の名の通り、緑地も未だ多く見られる街です。
交通アクセスとしてはJR外房線、千原線が通り、バスも羽田空港ルートの高速バスや、千葉中央バスなどの路線バスが走っています。
緑区の高齢者数を見てみると、2005年には緑区の総人口は約11.3万人で、高齢者数は1万5,340人。高齢化率は13.6%でした。
2023年には人口13万64人、高齢者数3万900人、高齢化率23.8%と確実に高齢化が進んでいます。
人口増加率に比べ、高齢化の上昇率の方が急激です。
これは、緑区の高齢化が進んでいることを示しています。
緑区も千葉市が推進している高齢者のための福祉サービスを他の区と一緒に実施しています。
一人暮らしの高齢者を対象に火災警報器などの日常生活用具を給付。
また、寝具乾燥の代行やおむつの給付などをしています。
そして、高齢者の交流もサポートしており「いきいきセンター」などの交流の場を設け、高齢者が低料金で勉強や運動、交流ができるようにしています。
しかし、ほとんどの福祉サービスが、申し込まないかぎり受けられないものばかりですので、高齢障害支援課や千葉市社会福祉事業団などにサービス内容を確認して、受けたいサービスは積極的に申し込みましょう。
特別養護老人ホームなどの公的介護施設もそうです。
希望者が多いため入居が困難とされていますが、気に入った施設があれば申し込んでおきましょう。
グループホームも同様です。
こちらも料金が格安なので人気があり、入居できない場合があります。
しかし空きがない状況でも入居申請をしておけば、認知症が急激に進行した時や、介護している家族が体調を崩した時などに、優先的に入居させてもらえる場合があります。
ケアマネージャーに相談して、いくつか紹介してもらい、申し込んでおくとよいと思います。
また、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅も緑区にはありますので、デイサービスだけでも利用したり、ショートステイを利用して1ヵ月だけお試し入居をしてみたり、有料のサービスも上手く活用していきましょう。
また、高齢者在宅支援や在宅介護サポートも緑区は実施していますので、自分に合うベストなやり方を見つけていきましょう。
介護付き有料老人ホームの料金は特養などに比べると割高ですが、その分サービスが手厚いです。
特に看護が必要な方は、24時間体制の介護付き有料老人ホームがおすすめです。
いろいろ検討してみるとよいでしょう。