ステイタスの高い住宅地。スキルの高い人材が勤める施設が出現

この駅の周囲が人気を集める理由は、ただ開発されただけで終わっていないことが大きいでしょう。静寂に包まれたエリアや樹木が生い茂るエリアはまだ残されていますし、駅のすぐ前では季節に合わせて見事な景色をつくり出す「さくら通り」と「けやき通り」が交差しています。特に春先は、桜が満開になるためフォトジェニックな風景を思う存分楽しむことができるでしょう。商業施設や公的機関などは駅から団地の周囲にバランスよく設営されています。
常盤平駅は、新京成線の管内にある駅。発着駅である松戸駅にだいぶ近い位置にあります。松戸駅まで行けばJRの常磐線に乗り換えられますし、すぐ隣にある八柱駅で一時下車すれば、JRの武蔵野線に乗り換えるチャンスが生まれます。
反対方向を目指すなら、まず着た鎌ヶ谷駅でチャンスがまとめて発生します。京成の成田空港線、東武野田線、そして北総線と3鉄道会社への乗り継ぎを実行できるのです。終着駅である京成津田沼駅まで行くと、京成本線および千葉線への乗換えができますが、現在は部分的に直通運転が行われるようになっています。
常盤平駅の利用率は、ある時期からたいした変化が起こらなくなって久しいです。ただしこの数年に限っては多少の伸びを記録しています。1日ごとの乗客数は、2012年、2013年と連続して9300人を突破しています。
常盤平駅は、戦後の日本社会でつきものだったニュータウンの建造ブームのごく初期から開発が進められてきた土地です。住民の高齢化は重大な問題となっており、すでに官・民が団結してあらゆる問題に取り組もうとする動きが強まっています。
あいにくと介護施設の建設や増設には必然的に膨大な資金や労力を必要とします。どうしても時間をかけて状況の緩和に努める必要があり、施設の戸数についてはまだ改善の余地があるものとみられます。
しかし入居者を募集している施設は年間を通じて駅の周囲に発見可能ですから、過度に案ずる必要はまったくありません。それに、入居一時金が発生しないリーズナブルな介護付き有料老人ホームなどがこの常盤平エリアではおなじみの存在となりつつあります。格安の料金で専門的なケアサービスを受けられる環境となっているのです。