交通アクセスが良いところだけに、利用料も若干高くなる傾向に
『小田急電鉄』の方は、小田急の林間都市計画によって建設された駅で、相対式ホームの地上駅。『小田急電鉄』のホームから江ノ島線に乗ると、上りは相模大野・新宿・千代田線方面へ、下りは大和・藤沢・片瀬江ノ島方面へ行けます。
駅長不在駅ですが、2013年の調査によると1日の平均乗降人員は約9.6万人。駅長不在駅の中で最も乗降人員が多い駅となっています。各ホームに待合室があり、上下線ともエレベーターやスロープがあり、バリアフリーにも対応。
一方『東京急行電鉄』の方は、島式ホームの地下駅で、田園都市線の終点。こちらの東急のホームからは田園都市線の二子玉川、渋谷方面、半蔵門線の押上方面、東武線の春日部方面へ行けます。東急側も駅長不在駅ですが利用者が多く、1日の平均乗降人員は約10.4万人です。
『小田急電鉄』駅と『東京急行電鉄』駅とは直結していないので、乗り換えには移動を有する作り。しかし同じエリアにあり、距離も50メートルくらいですから、比較的移動は簡単です。平日は通勤・通学者が目立ちますが、休日は鎌倉や江ノ島への観光客が多いのが特徴。曜日にかかわらず賑やかな駅です。
田園都市線が地下ホームとなっているため、その上に東急ストアなどの駅ビルがあります。田園都市線中央林間駅ビルもありますが、2015年2月現在は工事のため閉鎖中。他にも駅周辺には大きな商業ビルなどがある、利便性の高いエリア。
駅からはバスにも乗り換え可能で、現在は大和市コミュニティバスだけが駅に停車します。『中央林間駅』停留所には大和市コミュニティバス「のろっと」、『中央林間駅東口』停留所と『中央林間駅北口』停留所にはコミュニティバス「やまとんGO」が乗り入れています。バスのお陰で住宅街からの通勤などもスムーズ。中央林間駅利用者が多いのも頷けます。
中央林間駅周辺にはデイサービス専門の事業所や、介護付き有料老人ホームなどの介護関係の施設もあります。介護付き有料老人ホームは入居時に数百万円程が必要になりますが、月額利用料は20万円程というホームも。場所が良い分、介護施設の料金が少々高額ですが、駅エリアは店も多く、楽しい場所ですので、老人ホーム入居後も買物イベントや散歩の時間を楽しめることでしょう。