パノラマ
いつの間にか、開放的な介護施設が増えてしまいました
2011年に駅と一体化している商業ビルがリニューアルし、駅とその周辺全体のイメージがフレッシュに変わった観が強い、武蔵中原駅。駅の周辺は、富士通グループのオフィスや事業用地が集中しており、関係者があちこちを歩いている姿が年間を通して見られます。川崎市の、ひいては日本全体の経済に計り知れない影響を及ぼしているエリアと呼んでかまわないでしょう。もっともハイテク産業ばかりのイメージしかないエリアではありません。駅前に川崎歴史ガイドの案内板が提示されていることはその象徴といえますが、古きよき時代をしのぶ名所を見て回る趣味を簡単に持てるようになっています。
そして静けさや開放感を味わいたいときは、等々力緑地の出番となるでしょう。敷地内には、川崎市民ミュージアムやとどろきアリーナ、また陸上競技場などの設備があるため、散歩以外でも立ち寄る機会が増えても不思議ではないでしょうか。
駅前に乗り入れているバス会社は、東急バス・川崎鶴見臨港バス・川崎市交通局となっています。本数は合計で10本を越えており、住民の間では大切な移動手段として定着しています。
武蔵中原駅は、JRの南武線の管内にあります。隣に武蔵小杉という巨大なハブ駅があるため、立ち寄る頻度は自然と高まりそうです。武蔵小杉駅にはJRの横須賀線および湘南・新宿ラインのほか東急東横線と目黒線が乗り入れています。そしてこの駅は、発着駅である川崎駅に比較的近い位置にあります。川崎まで出てしまえば、JRの東海道線や京浜東北線のほか、京浜急行本線および大師線への乗換えが可能となります。
武蔵中原駅の利用率は、過去20年で小さな変化しか見せていません。1日の平均乗客数は30000人台前半を継続して記録しており、30000人を下回った年は近年では2004年度のみです。直近では、35000人に迫る勢いで微増しており、この駅の重要性がうかがえます。
武蔵中原駅は、介護事業の世界ではけっこうな注目度を集めている模様です。駅からそれほど離れていないエリアに建造された施設の戸数の多さがその事実を裏付けています。便利な区画からそれほど遠ざからなくても、ゆったりとした個室を用意してくれる施設を何軒も選べる点は、見逃せないメリットとなるはずです。
日当たりや庭園のスケールといった点でも秀逸な施設が次々と出てきており、近い将来に武蔵中原駅の近辺は、シニア世代にとって非常に過ごしやすいエリアとして定義されても違和感がなさそうです。
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