南多摩駅エリアは多摩川や西部是政駅も近い。薬局などもある

南多摩駅は、東京都稲城市の大丸にある高架駅。JR東日本「南武線」が乗り入れます。
1927年「大丸停留場」として開業し、1931年「多摩聖蹟口停留場」に改称しました。1934年には貨物の「南多摩川駅」が開業。1939年南多摩川駅と多摩聖蹟口停留場が合併し現在地に移転。「南多摩駅」に改称し今に至ります。
駅のホームには南武線の登戸・武蔵小杉・川崎方面行き上り列車と、府中本町・立川方面行きの下り列車が停車。2015年以降、快速は通過し、各駅停車のみが止まります。
最寄りのバス停は「南多摩駅前」バス停と「南多摩駅」バス停、「南多摩駅入口」バス停で、「南多摩駅前」バス停には稲城市のコミュニティバス「iバス」のAコースからEコースまで発着。矢野口駅、稲城市立病院、よみうりランド丘の湯、はるひ野駅などに行けます。
一方、「南多摩駅」バス停には稲城市立病院、調布駅南口、府中駅行、若葉台駅などを巡る京王バス中央と京王バス東が発着。「南多摩駅入口」バス停には 聖蹟桜ヶ丘駅行きや新百合ヶ丘駅行きなどのバスが止まります。
2016年度の調査によると、南多摩駅の1日の平均乗車人員は7,045人。以前、駅の南にあった士通南多摩工場の閉鎖に伴い利用者が減少し、南武線の本線26駅の中で津田山駅に次いで2番目に利用者の少ない駅となりました。それでもサントリー食品工業などの企業の工場やオフィスが比較的多い為、通勤に利用する方も多いようです。
南多摩駅エリアは大丸用水や谷戸川といった川が流れる水の豊かな場所。駅のすぐ北に多摩川も流れ、川岸は緑地や球技場になっています。多摩川を渡って10分ほど歩くと西武鉄道多摩川線の終着駅「是政駅」もあるので便利です。
また、ドラッグストアやコンビニなどの商業施設や飲食店も。稲城天然温泉「季乃彩」や大丸公園、城山公園、稲城市立中央図書館といったスポットや、稲城市立病院などの病院もあります。
近年、駅の周辺には介護付有料老人ホームやグループホームといったシニア向けの施設も出来ました。介護付有料老人ホームは入居時の頭金が0円から数百万円・月額利用料は10万円台から30万円台。医療機関と提携しており、訪問診療や定期検診が受けられるのが魅力です。ショッピングや外食などの外出イベントや、室内レクリエーションも充実しているので、楽しく過ごせるでしょう。
一方、グループホームは入居時の頭金0円・月額利用料15万円未満と入居しやすい金額。認知症の方が安心して暮らせるよう、施設は全館バリアフリー仕様で、廊下なども広めに作ってあります。