自然との調和の図られた町並み。駅近の介護施設でも穏やかな暮らしが

東京都多摩地区に位置する国分寺市。
JR中央線で新宿駅や東京駅まで一本の範囲内であることから、都心への通勤者も多い地域。
周辺地域と比較すると各世帯の車所持率が高くなっています。
そのため、郊外に大型駐車場完備の商業施設が多数。
立地としては武蔵野段丘の平坦面上にあるため丘や坂が少なく、高齢者だけではなく子どもも快適に過ごせると評判。
都心に近いながらも緑が多い住環境で季節を感じる並木道などの整備を積極的に行い、市民の散歩スポットに。
また、豊かな自然を象徴するかのように「お鷹の道・真姿の池湧水群」という都内では珍しい湧水群もあり、名水百選に選定されています。
万葉植物園も人気で、平日であっても四季の花を愛でる人の姿も。
他にも殿ヶ谷戸庭園や東京都立武蔵国分寺公園など大型で自然豊かな公園が多数。
休日にはファミリー連れがお弁当を持ってピクニックをする姿が見られます。
また、学生が多い街としても有名。
大学としては東京経済大学のみなのですが、都心への通学者が多数。
勉強は都心へ、住居は国分寺市と考える人も多いようでそのため比較的お手頃価格のスーパーがあることはもちろん、単身者や少人数家族向けの小分け食材が多いのもポイントと言えるでしょう。
交通の便としては高齢者にうれしいバスが発達。
JR中央本線国分寺駅から府中方面、西武国分寺線・恋ヶ窪駅前、南武線・西府駅前など各方面に足を伸ばせます。
また、国分寺市内を回るコミュニティバスも完備され、どこにでも気軽に外出することができるでしょう。
そんな国分寺市も高齢化は進みつつあります。
2023年の調査では人口12万8,238人、高齢化率21.9%でした。
他の地域と比較すると大きな割合ではありませんが、確実に増えている状態。
単身者やファミリー層の転入によって若い人が多い土地柄とはいえ、古くから住んでいる高齢者の存在を無視はできないでしょう。
そこで、国分寺市では福祉の充実に力を入れ始めています。
市内各所に「地域包括支援センター」を設立。
地域の高齢者を見守るとともに、生きがいの支援などを行っています。
ほかにも生きがいセンター・いきいきセンターといった高齢者向け複合施設を配置。
中にはレクリエーションとして農作業をするなど、おもしろい取り組みも。
地域と結びついた生活を支援しています。
ほかにも生活支援ショートステイや無料入浴券の配布などを積極的に行い、高齢者全体の活力のある地域と言えるでしょう。
国分寺市の有料老人ホームはさまざまなタイプから選ぶことができます。
グループホーム、特別養護老人ホームと十分に比較検討できるでしょう。
また、先述したとおり国分寺市は高低差の少ない地域。
それだけに高齢者であっても駅から楽々歩くことのできる施設も多いようです。
また、自然との調和の図られた町並みですから、駅近くでも落ち着いた雰囲気であるのも魅力の一つと言えるでしょう。