サービス付き高齢者向け住宅の増加が目覚ましいエリア
佐波郡玉村町は、群馬県南端の中央部を占めるエリアです。
前橋市・高崎市・伊勢崎市といった県内のメジャーな都市に囲まれているほか、埼玉県の本庄市などにも近接しており、極めて小規模な町域しか持っていないものの、交通・運輸上はかなりの重要性を秘めてきました。
江戸時代までは宿場町のひとつでしたが、現在はベッドタウンという性質がだんだんと強まっている途上にあります。
もっとも、町内独自の産業も発達しており、第一次産業から大三次産業までどの種類に関してもかなりの実績を有しています。
町内に鉄道通っていないため、列車に乗りたい場合は町外をいったん出る必要があるものの、距離的にはあまり離れていない範囲に駅を見つけられます。
もちろんバスや幹線道路はじゅうぶんに整備されています。
長い間、独特の発展を続けてきた佐波郡玉村町。
町内の人口が2万人を超えたのは1980年代半ばでしたが、それから10年も経たないうちに3万人を超えたことからもその隆盛ぶりがうかがえます。
もっとも2000年代に入ると人口増加率は急激にスローダウンしました。
過去数年間は、人口が横ばいに近い形で推移しています。
2023年には人口3万5,980人、高齢化率27.0%との調査結果が出ています。
もちろん行政はその事実を黙ってみているわけではありません。
介護保険事業計画を刷新するなどして、日々変わる介護の需要に迅速に対応するように努めてきました。
特別養護老人ホームの新規入居の基準に変更を加えたこともその一環です。
特別養護老人ホームや老人保健施設の受け入れ人数は、どこの自治体でもたやすく改善できることではありませんが、佐波郡玉村町では毎年、人数の増加を少しずつ実行しています。
玉村町で実際に施設への入居が必要になったら、行政と相談を重ねながら準備を整えていくのがベストでしょう。
待機を余儀なくされる可能性は高いものの、町内にある民間の施設は、「少数精鋭」と呼ぶことも可能なくらい、優れたところが多い様子です。
特にサービス付き高齢者向け住宅の増加が目覚ましいといえます。
有料老人ホームについても、費用がかなり割安になるところが何軒もあります。