木造の駅舎が、少し前に建て替えられました
岩本駅に降りてから駅の東側に出ると、すぐに国道17号線に出くわします。タクシーや自家用車での送迎を予定するときは、この車道が格好の目印になるはずです。そしてこの17号線を横切って直進すると、すぐに利根川に到着します。
川の向こう側(大きな橋は、少し北上したところにありますが)に渡って直進すると住宅地などに入りますが、基本的には緑にあふれた場所がいっぱい残っている土地柄です。特に駅の西側は、深い林地が大量に残っています。
ちなみに駅から歩いて20分程度の場所にある自院「雲昌寺」には、県の天然記念物に指定されているケヤキが大切に保存されています。バスについては、沼田市バスが運行する路線を利用できます。
岩本駅はJRの上越線の管内にある駅です。最大の乗り換え場所と呼べるのは、何と言っても発着駅である高崎駅でしょう。高崎駅までは9区間離れていますが、いったんそこまで出てしまうと選べるコースが一気に増えます。高崎線や八高線、信越本線のほかに上越新幹線や北陸新幹線まで乗り継ぎできるのです。また、上信電鉄の上信線に乗り移れる点も、立派なメリットとなります。
岩本駅の利用率は、はっきりとした資料が残っていない時代からほとんど変化していないものと推定されています。今世紀に入ってからの1日ごとの乗客数を割り出すと、200人台を記録する年がひたすら続いていることが判明します。周辺の住民の間でも、この駅をよく利用する層はきわめて限定的であることの証拠でしょう。
岩本駅の近辺は、ダイナミックな大河や深い森林地帯の豊かさを享受できる暮らしを期待できます。そうした特徴は、高齢者の余生にはプラスに働くのですが、活用できる土地が広大ではない点は考慮しないといけないでしょう。特に駅の西側は、施設を建てられる土地がめったに残っていません。
介護施設を探すには駅から10キロくらい離れたところまでよくチェックすることが大事です。施設が出てくるのはおそらく3キロくらい遠ざかってからでしょう。施設の種類については、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅が基本で、あとは住宅型有料老人ホームなどが建てられているようです。