史跡や緑地がふんだんに残る土地でヘルシーな生活を
前橋市界隈にも、1000年を優に超える文化遺産がたくさんありますが、群馬総社駅の周辺はその典型と呼べるでしょう。駅名は上野総社神社にちなんだものであり(現在は新前橋駅のほうが最寄り駅ですが)、由緒正しい土地柄であることを端的に伝えています。二子山古墳や宝塔山古墳などについては、まぎれもなくこの駅が最寄り駅となっています。
広大な土地を活かしたこの地に事業所や工場などを配置する大企業もいくつかありますが、土地の豊かさを上手に活かしているという意味では、敷島公園のほうが上かもしれません。この公園は、県内で最大のスケールを誇る運動公園で、サッカーや陸上などのビッグイベントの会場として利用されてきました。樹木の豊かさでも県内随一の規模に達しており、暇なときに園内を散歩するだけでも心が洗われるものです。
現在の群馬総社駅の前に乗り入れているバスは、往時より減っていますが、それでも今なお日本中央バスが重要な路線を堅実に残しています。この駅はJRの上越線の管内にあります。上越線は、周辺のJRの路線との乗り継ぎがしやすいことで有名ですが、隣の新前橋駅で両毛線に乗り換えられる点が特に便利でしょう。
その新前橋からさらに3区間離れた発着駅である高崎駅まで行くと、高崎線や八高線、信越本線が待ち受けています。高崎駅では在来線ばかりではなく上越新幹線と北陸新幹線が停車しますが、前者に関しては上越線の中にはほかにも乗り換え可能な駅が3つほど存在します。
この駅の利用率を振り返ると、過去15年間でほとんど変わっていないことを確認できます。2000年以降の1日ごとの乗客数を見ると、1400人~1600人の間で小規模な変動が繰り返されていることが一目でわかります。
現在の群馬総社駅の近隣で介護施設を探す場合、最大のアドヴァンテージはおそらく料金体系がリーズナブルなことでしょう。入居一時金と月額使用料を合計しても、30万円を超えない施設が当たり前のように発見できます。
もちろんいいことずくめではありませんが、「駅から歩いてわずか数分」といった施設を非常に探しにくいことくらいが、瑕疵らしい瑕疵でしょう。しかし、静かさや日当たりのよさ、ゆったりとした解放感などを味わえる施設が多数派となっているのです。