日本三名泉に数えられる、草津温泉の近辺です
群馬県の北西端に位置する、吾妻郡草津町。
町の西端は長野県との境界線となっており、その向こうにあるのは上高井郡高山村。
そのほか、同じ吾妻郡に属する長野原町、中之条町、嬬恋村に囲まれています。
町全体が、標高1,000メートル以上の高地に位置しているのが最大の特徴でしょう。
この結果、夏でも涼しい日が続きます。
土地の大半が緑に覆われており、市街地は草津温泉の周囲など一部の地点に集中しています。
草津温泉は古くから知られており、江戸時代には最高級の番付を与えられたほど格式の高い温泉郷でした。
湧き出しているお湯は、皮膚病や神経痛、糖尿病などに効能を発揮します。
温泉街は、古い情緒を漂わせる旅館から新しいリゾートホテルまで、さまざまな建物で構成されています。
昭和半ばに開園した草津熱帯園は、地熱を利用して熱帯地域に暮らす動植物を展示しています。
このほか町内には、草津国際スキー場や草津高原ゴルフ場といった観光スポットがあります。
町をあげて行われるイベントには、5月の花祭りや8月の温泉感謝祭があります。
また、8月に開催される草津国際音楽アカデミー&フェスティバルは、草津の風物詩としてすっかり定着しました。
西洋のクラシック音楽をテーマにした演奏会や指導イベントが華々しく開かれています。
草津町には鉄道は通っていませんが、隣町である長野原町にあるJR吾妻線の長野原草津口駅がよく使用されています。
バスについては路線が豊富です。
高速バスに関してはJRバスグループや京王バスグループ、東急バスグループや西武バスグループなどの首都圏に拠点を持つバス会社と、上田バスや草軽交通のような地域に密着したバス会社が共同で運行しています。
また、町内の移動については町営のコミュニティバスをご利用いただくと便利でしょう。
幹線道路に関しては、国道292号線や県道55号線・59号線あたりが通行量の多い車道です。
草津町の人口は、1980年代前半にピークを迎えました。
その後は減少が続いています。
2023年の調査では、6,082人でした。
同年の高齢化率は、39.7%という報告があります。
それでは草津町の介護施設事情に話を移しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホーム、グループホームなどにご入居できる機会があります。
源泉の近くに建てられた施設にご入居する場合は、ご入浴の際にかけ流しのお湯を、毎日のようにお使いいただけるというメリットがあります。