緑豊かで自然がたくさん。利便性の高さも高齢者に人気の理由
富岡市は群馬県の南西部に位置し、美しい野山や湖の広がる都市。
自然体験エリア以外にも2014年に世界遺産登録された「富岡製紙工場」や東日本で最初の本格サファリパークである「群馬サファリパーク」も人気です。
特産品としてはコンニャクがあり、「コンニャクゼリー」で名を馳せた「マンナンライフ」の本社もあります。
ちなみに東京から富岡製紙工場まで電車で来る場合は、「東京駅」から上越・長野新幹線に乗るか、「新宿駅」から湘南新宿ラインに乗って、群馬県の高崎市にある「高崎駅」まで行き、上信電鉄に乗り換え、「上州富岡駅」で下車します。
駅からは徒歩15分程で工場エリアです。
富岡製紙工場は桜も美しい場所ですので、春の観光が特におすすめとなっているようです。
路線バスも市内を走っており、エリアによっては乗り合いタクシーも。
さらに、現在は富岡市と東京を結ぶ高速バスも出ており、便利になってきました。
このように、富岡市は富岡製紙工場のおかげで観光客も増え、昔にない賑わいを見せていますが、他の都道府県同様、富岡市も「高齢化問題」が頭をもたげています。
富岡市の高齢化率は、2007年には総人口54,164人の内、65歳以上の高齢者数は12,880人で、高齢化率は23.8%でした。
それに対し、2023年の調査結果を見ると総人口が46,427人で、その内高齢者数は16,055人で高齢化率は34.6%。
約15年間で約10%も上昇しており、急激に高齢化が進んでいるのが分かります。
富岡市は高齢者の増加に対応するべく、高齢者福祉サービスを充実させ「シニア世代が楽しく生きていける街づくり」に励んでいます。
具体的には認知症の方のお金管理代行などの「日常生活自立支援事業」や「車イスの貸出」など、多岐にわたる介護的フォローを行っています。
特に「車イス貸出」は病気などで一時的に車イスがいる、と言う場合に1ヶ月単位で無料レンタルが出来ますので、利用者は臨時で車イスを買わずに済み、経済的です。
また、高齢者のための介護関係の施設も富岡市内の各エリアにあります。
宿泊型や通所型などさまざまありますので、利用したい方は市内の地域包括支援センターに相談してみて下さい。
介護施設としては、グループホームや介護付き有料老人ホームなどがあり、料金は施設によって高低差がありますが、グループホームなら入居時の費用が0円、月額利用料も10万円未満という入居しやすい料金設定になっています。
富岡市は緑豊かな場所ですが人口に比べてスーパーも多く、買物もできる良い場所です。
富岡市内の介護施設はおすすめですので、一度見学に行ってみて頂きたいです。