東口のデッキから、新幹線が走る姿を見物できます

篠ノ井駅の周辺は、基本的には穏やかな住宅地です。市の中心部に近いわけではありませんが、市役所の支所などさまざまな設備がそろっています。駅から徒歩で30分ほど進む(車両を使うと、おそらく10分とかからないでしょう)と、南長野運動公園が見えてきます。この中にはオリンピックスタジアムなどがつくられているほか、最近もいろいろなイベントが開催されることがあります。また、市営の茶臼山動物園や茶臼山自然植物園などがあることも、注目に値するでしょう。
篠ノ井駅は、駅前で乗れるバスがかなり発達している点が特長です。路線バスの運行を実施している民間の事業者はアルピコ交通だけですが、市営のコミュニティバスの種類・本数がとても豊富です。
篠ノ井駅は、JRの信越本線と篠ノ井線、それとしなの鉄道線が交差する駅です。信越本線および篠ノ井線については、4区間離れた長野駅の存在感がとても大きいです。北陸新幹線や飯山線、長野電鉄の長野線、そしてしなの鉄道の北しなの線を使えます。しなの鉄道線に関してもその点は変わりませんが、反対方面にある上田駅も、上田電鉄の別所線への乗り換えができるという点で見ものです。
篠ノ井駅の利用率は、今世紀に入ってからすぐにどんどん低下するようになっています。1日平均の乗客数は、2005年に10000人を切りました。その後2010年には9500人を下回っています。
篠ノ井駅の近辺は、介護施設などの存在感が強い土地だとはまだ言いがたい状態です。ただし、駅から1キロ以内というかなりアクセスが便利な範囲で入居者を募集しているところが少数であればわりと見つけられる可能性が高いでしょう。
駅からの距離にあまりこだわらないなら、最初のうちから3キロくらいの範囲をじっくりと調査するようにしたほうが正解です。バスやタクシーをつかまえやすい土地柄ですから、駅から離れてもあまり移動が苦にならないと思われます。介護施設の種別などはかなり分化が進んでおり、施設の持ち味なども1軒ごとに独特の違いがある模様です。