桜の名所がそこかしこに。高齢者にとって住み良い街
甘楽町は、群馬県の西南部に位置する甘楽郡の町の一つです。
上信電鉄の「上信線」が通っており、上州新屋駅、上州福島駅が甘楽町にあります。
両駅とも駅前にバス停がなく、最寄りのバス停までかなり歩く立地。
そのため駅の駐輪場は無料で解放されており、自転車貸出などもあります。
乗合タクシーを利用している人も多く、甘楽町は乗合タクシーの維持費補助金を交付してサポートしています。
甘楽町の高齢化率は甘楽郡の他の町村と同様、上昇の一途をたどっています。
町の総人口が徐々に減少している中、高齢者人口は年々増加しているのです。
2006年には高齢化率が23.9%だったのが、2010年には25.3%まで上昇。2023年には35.6%と確実に高齢化率が上がっています。
そのため、甘楽町は介護及び高齢者福祉サービスに関する長期計画を発表。
具体的な施策を打ち出し、推進しています。
主な推進施策としては、介護予防も兼ねた健康診査や生きがい作り、ボランティアも含めた“地域で支える環境作り”。
そして高齢者の「安心」の確保などです。
病院や介護関係の施設、高齢者の住まい等を確保することで、安心して生活できる町を形成しています。
高齢者の住居確保の一環として、介護施設も甘楽町内に確保されています。
グループホームなどの専門的な介護施設も各エリアにあり、料金も安めです。
住宅型有料老人ホームも入居時の費用が0円、月額利用料も家賃や食費込みで15万円未満という入居しやすい価格になっています。
また、介護施設への入居といった介護関係の相談にのってくれる地域包括支援センターが町役場内にありますので、遠慮せず話を聞いてもらうと良いでしょう。
甘楽町は実に自然豊かな町です。
「緑に囲まれて、静かでゆったりとしたシニアライフを送りたい…」という方にはピッタリの場所。
町内の介護施設はグループホームをのぞけば、基本的に他の市町村からの入居も可能ですから、他県の方でも、甘楽町の介護施設を検討してみて欲しいものです。
さらに、甘楽町内には「ふるさと梅園」という大きな梅園には梅が咲き誇り、桜も各地で美しい姿を見せます。
甘楽町は四季の素晴らしさを堪能できるエリアなのです。
その他にも、地元特産品であるコンニャクを活用した「こんにゃくパーク」もあります。
コンニャクを作ったり、食べたりできる体験型施設で、2014年に世界遺産登録となった「富岡製紙工場」からも車で30分程ですから、一度足を運んでみるのも良いと思います。
「こんにゃくパーク」の他には「楽山園」と言う大名庭園が有名。
くわえて町内には道の駅などもありますので、シニア世代も甘楽町をゆっくり巡ると楽しいでしょう。