コスパの高さから、東京や埼玉から入居する高齢者も
みどり市は群馬県東部にある都市です。
市の北部には袈裟丸山を筆頭に広大な野山が広がっており、登山やハイキングを楽しむ観光客も大勢訪れています。
また、ハイキングエリアにはバンガローやテントのあるキャンプ場などもあり、子供連れでも楽しめる場所。
美しい渓谷の観光などに加え、桜や紫陽花、紅葉といった四季折々の花見が出来ます。
このように観光に力を入れている都市ですが、高齢化率は徐々に上がってきています。
2000年にはみどり市の高齢化率は17.1%だったのですが、2008年には 20.6%に上昇、2023年には30.1%と増加傾向にあります。
しかし、全国平均や群馬県内の平均は下回っており、他のエリアに比べると上昇率も緩やかです。
今のうちに高齢化対策を打ち出し、超高齢化社会に備えておくべき都市でしょう。
高齢化と共に人口の減少も問題となっており、人口が少ない集落は、バスなどの交通アクセスが全くないことが市民の悩みでした。
そこで市はバス停を増やし「電話でバス」という、乗る時間と乗車区間を電話で予約すれば乗り合いバスが最寄りのバス停まで来てくれるサービスを開始しました。
そのため、車を持っていない高齢者でも気軽にスーパーや病院などに出かけることができる様になったのです。
「電話でバス」以外にも、赤城観光自動車が、神戸駅を中心とした5路線を運行していますので、バスの恩恵を受けている市民が多いようです。
ならびに、電車もJR東日本やわたらせ渓谷鐵道、東武鉄道などに乗れ、多方面に行けるようになっていますので大変便利です。
また、シニア世代も楽しく暮らせるよう、みどり市は高齢者福祉サービスにも目を向けています。
「敬老旅行」というシニア向けの旅行を実施し、費用の一部を補助するサービスを行っています。
旅行などの娯楽的なサービスだけでなく、在宅介護の為の紙おむつの支給など、具体的なサポートもあります。
さらに、条件を満たす必要はありますが、要介護者だけでなく介護をしている方にも慰労金が給付されるサービスもありますので、遠慮無く区役所にある介護高齢課にサービスの詳細を聞いてみましょう。
そして、みどり市は介護施設も確保しています。
市内の施設は全体的に料金が安いところが魅力でしょう。
サービス付き高齢者住宅や住宅型有料老人ホームでしたら、介護サービス代が別料金なのもあり、入居時の費用0円、月額利用料も10万円未満です。
介護付き有料老人ホームでも月額利用料が20万円未満。
「全国からの入居OK」と謳っている施設もありますので、東京や埼玉エリアの方々にもおすすめしたいです。