蒸気機関車「SLみなかみ」が駅のトレードマーク
後閑駅を出てから幹線道路に乗り入れたいときは、関越自動車道や県道61号線がその手ごろな候補となるでしょう。駅前ではタクシーのほか、関越交通が運行する路線バスを利用できます。
もともと後閑駅は、奥平温泉や湯宿温泉といった名湯へ行く際の中継地として知られており、観光客がよく訪れる駅です。このほか、後閑駅を語る際に忘れてはならないのは、現在は観光列車に使われている蒸気機関車(デゴイチ)の保存場所だったことでしょう。週末になるとこの駅にも停車しますから、それを目当てに集まってくる愛好者もいる模様です。
後閑駅は、JRの上越線の管内にある駅です。上り方面でいちばん近い乗り換え場所は、5区間先にある渋川駅でしょう。渋川駅では、吾妻線への乗り換えが実現します。下り方面については、8区間先にある湯沢温泉駅がいちばん近い乗り継ぎの中継地です。湯沢温泉駅では、上越線の支線(ガーラ湯沢支線)および上越新幹線への乗り継ぎを行う機会が生まれます。もっともこの管内には上越新幹線と接続している駅が数ヶ所あるのですが(高崎駅・浦佐駅・長岡駅でもOKです)。
後閑駅の利用率は、過去数年を通して低下しています。1日あたりの乗客数を調べると、2001年に1300人以下に落ち、その翌年になると1200人以下に落ちている様子を確認できます。2008年までは1000人台を維持していましたが、2014年には900人以下に減っており、減少に歯止めがかかる日が来るのかどうかはっきりしていません。
後閑駅の近くで介護施設に入居したいなら、駅から近い場所でばかり施設探しをすることは避けたほうがよいでしょう。施設を発見する機会があるのは基本的に、駅から5キロ以上離れた場所になるからです。できたら10キロくらい遠く離れたところにも目を向けるべきでしょう。
施設の種別については、サービス付き高齢者向け住宅のほかグループホームや住宅型有料老人ホームに出会える可能性がありそうです。入居料金は、総じて安めに設定されています。