要介護者だけでなく、介護者にも手厚い支援を期待できる街
![](https://img.minnanokaigo.com/a_address_n/data/PIC-20150505121544.jpg?w=480)
渋川市は群馬県の中央部に位置する都市で、関東平野の最北西部。
日本列島のほぼ中央でもある場所で「日本のへそ」の呼称も。
東京都から約120kmの距離にあり、昔から宿場町として賑わう街。
近代でも県内の交通要所です。
交通アクセスとしてはJR東日本の上越線などが通り、バスも関越交通、日本中央バスといったさまざまなバスが走っています。
道路も国道17号や国道353号など、多くの道が整備されています。
高齢化率をみますと、2023年は群馬県全体の総人口は約193万人で、高齢化率は30.3%なのに対し、渋川市の総人口は約7.3万人。
高齢化率は35.7%となっています。
全国平均は29.0%なので、渋川市は全国平均を大きく上回っていることが分かります。
高齢化問題が浮き彫りになってきたこの現状で、渋川市は高齢者福祉サービスを充実させるための目標を掲げています。
そして目標に合わせたサービスを実施。
その一つが「いきがいを持ち、心ゆたかに暮らせるまちづくり」で、高齢者の地域活動への参加の支援や、スポーツや生きがいづくりのサポート、高齢者就労のバックアップ、バリアフリーによる安心できる街づくりなどを行っています。
また、高齢者だけでなく、介護者のフォローもしています。
「家族介護教室」という講座を開き、介護の仕方を気軽に学べるようにしています。
また、在宅介護支援センターを設立し、介護者の知識向上だけでなく、心身のリフレッシュのサポートを行っています。
渋川市には特別養護老人ホームもありますが、どの施設も100人以上待機者がいます。
緊急を有する場合などは優先入居もあり得るようですが、住宅型有料老人ホームなどの方が入居は現実的でしょう。
渋川市内にも県が所管している有料老人ホームが数か所あります。
住宅型有料老人ホームが多く、月額利用料も15万円未満、中には10万円未満の所もあります。
最近は介護度が高くても入居できるプランもあるようです。
介護付き有料老人ホームの方でも月額利用料が10万円程度という格安施設もありますので、一度見学に行ってみるとよいでしょう。
グループホームもいくつかあり、月額利用料も賃料だけなら5万円未満で入居できます。
食費などを含めても、10万円程度の場合も。
少人数でアットホームなので人気があります。
しかし、ホームによっては満室の場合もありますし、細かな入居条件があったりしますので、事前に調べておくことをおすすめします。
特養に入居できなくても、選択肢はいろいろとありますので、施設の資料を集めたり、見学に行ったりして比較検討していきましょう。