伊香保温泉に近く、のびのびとした雰囲気に包まれたエリア
現在の駅前はかなり広大なスペースを与えられており、バスターミナルもとにかくダイナミックな構造をもっています。市内外の開けた場所に向かう路線が大量に乗り入れており、参入している事業者の顔ぶれは関越交通・日本中央バス・JRバス関東と実力者ばかりです。
それらの路線の中には伊香保温泉のような県外からもおおぜいの観光客を集める名所に向かうコースが含まれています。もちろん温泉好きの高齢者にとっては、このような土地に暮らせることは何物にも代えがたい喜びになることでしょう。
駅前から少し歩くと、重要な公的機関や大型のショッピング施設をはじめ都市の中心地にふさわしい施設が次々と目の前に登場します。住み心地についてはほぼ申し分ないでしょう。
渋川駅は、上越線と吾妻線が交錯する駅です。上越線から乗車する場合、よく通過する駅となるのはおそらく発着駅(高崎駅)でしょう。ただしその途上に出てくる新前橋駅も、両毛線への乗り継ぎの機会があるため利用頻度は高くなる見込みがありそうです。
上越線の管内には、JRの在来線への乗り換えができる駅が少なくないのですが、只見線(小出駅)・飯山線(越後川口駅)・信越本線(宮内駅・長岡駅)などがその最たる例でしょう。ちなみに信越本線には、高崎駅でも乗車できます。そして渋川駅には吾妻線も通っています。この路線は渋川市から吾妻郡各地に行くときに役に立ってくれます。
渋川駅の利用率は、少しずつ下がっています。2000年以後の1日あたりの乗客数の変遷をみると、2006年からはそれまでと異なり、3500人を下回る年が増えていることが一瞬で読み取れます。
渋川駅の周囲で介護施設が増加中であることは間違いありません。ただし駅の至近距離には非常に少ないため、あまりその点にはこだわらないほうがおそらく正解でしょう。バスの運営が好調な土地ですから、交通面でのデメリットに苦しむような目にはあいません。もともと入居にかかる費用の安さや、建物・土地のサイズの大きさなどの魅力がじゅうぶんなため、瑣末な欠点を苦にする入居者がいるという噂は耳に入りません。都会の喧騒などを忘れてのびのびとした暮らしに憧れている向きには、パラダイスのように見えることでしょう。