東部は商業集積地、西部は平和な市街地です
横浜市の中央からやや東寄りの場所に位置する、西区。
神奈川区・中区・南区・保土ケ谷区に囲まれています。
横浜市内ではいちばん面積が狭い区域ですが、人口密度がとても高くて横浜を代表する中心市街地が広がっています。
特に海岸に面した区内東部は、神奈川全域でも指折りの商業地区に成長しました。
その一方、区内の西部は平穏な宅地が中心的です。
区役所が置かれている場所もどちらかといえば住宅街が広がる一帯となっています。
西区を説明するには、横浜駅周辺からみなとみらい地区の大繁栄を抜きにしては語れません。
神奈川区との境界線に近いJRの横浜駅は、区内の東北端に位置します。
その周辺は大型のビルが立ち並ぶエリアで、お買い物から娯楽まで、手に入らないものはほとんどない便利な地区です。
横浜港に面したみなとみらい地区は、西区から中区かけて延びています。
数十年前から開発が進められており、現在も都市計画が少しずつ実行に移されているところです。
この地域の住宅街は、電柱や電線がまったく見当たりません。
美しさと機能性を兼ね備えた街づくりが行われているのが最大の特長でしょう。
そして横浜ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜といった、さまざまな店舗や施設が入居している巨大な建物が人目をくぎ付けにします。
普段のお散歩などに適した場所をお探しになるなら、掃部山公園や野毛山公園をおすすめできます。
掃部山公園は、井伊直弼の銅像で有名です。
また、桜の木が約200本植えられているため春になると美しい風景をご堪能できます。
野毛山公園も桜の名所として大人気。
そして園内にある野毛山動物園は、老若男女関係なくどのような方でもお楽しみいただける名所です。
西区は交通サービスがとても発達した区域です。
JRをはじめ鉄道が何種類も開通していますし、路線バスについても相鉄バスや神奈川中央交通ほか数社が参画しています。
西区は、若い世代が絶えず流入する区域です。
このため区内の高齢化率はまだ低く、2023年の調査では19.6%と20%を切る低い水準です。
しかし介護施設はすでに各地に建造されており、これからご入居先をお探しになる方にとって選択肢は豊かです。
サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームといった民間の施設が増えていますし、特別養護老人ホームや介護老人保健施設のような公的な施設が昔から人気を集めています。
グループホームも数が多く、認知症のケースなら有利な状況といえるでしょう。