山林や丘陵地の間に、農地や市街地が延びている町

足柄上郡中井町は、神奈川県南西部に位置する自治体です。
平塚市・小田原市・秦野市のほか、同じ足柄上郡の大井町と中郡二宮町に囲まれています。
土地の多くが、大磯丘陵の中にあります。
山林がいまだに多く残っているエリアで、自然がとても豊かな点が最大の特徴でしょう。
代々農業を営んでいる家庭がまだたくさん残っており、町を車で移動していただくと牧場や果樹園をご覧になることは全然珍しくありません。
また林業もさかんで、スギやヒノキの名産地となっています。
町の北部、秦野市との境界線上に震生湖があります。
これは、今から90年以上前に起こった関東大震災で誕生した湖。
自然にできた湖としては、日本一新しいと考えられています。
湖畔に、多彩の人として語り継がれる寺田虎彦が詠んだ俳句が刻印された記念碑が建立されています。
現在はヘラブナの釣り場として知られており、各地から釣り人が集まる名所になりました。
また湖の北側は自然公園となっているため、休暇の時期が訪れるとハイキング等を目的とする観光客が増加します。
秋になると、周囲の樹木が紅葉に変わるため、壮麗な風景が人気を博してきました。
中井町では、自家用車を所有している世帯が大半を占めています。
路線バスについては、神奈川中央交通グループのサービスをお使いになるとよいでしょう。
幹線道路に関しては、東名高速道路のインターチェンジとパーキングエリアが1ヶ所ずつ設置されています。
そのほか県道71号線・77号線・709号線が、通行量が多くて便利な車道です。
高速道路や検討の周辺は以前から市街地化が進んでいましたが、近年は一部企業の努力で工業団地などがつくられるようになりました。
この結果、工業や商業等に携わる町民が少しずつ増加しているところです。
中井町の人口は、今から20年ほど前までは徐々に増加していました。
1970年の調査では6,028人でしたが、それから四半世紀経つと10,054人に増えています。
その後はゆっくりと減っていますが、どちらかといえば横ばいに近い状態です。
2023年の調査では人口9,068人とやや減少していることがわかりました。
高齢化率に関しては、同年のデータによれば35.8%という結果が残されています。
現在の中井町で介護施設をお探しになる場合は、グループホームが比較的見つけやすいでしょう。
もちろんそのほかの種類も数多く、住宅型有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設あたりにご入居していただける機会があります。