入居費用は少し高めでも、そのぶん手厚い介護に期待

明治天皇の御幸(ご訪問)を記念して御幸村と名づけられたのが川崎市幸区の区名の由来。
地理的には川崎市の東部、多摩川の下流域にあり、区の西側には鶴見川などが流れています。
交通アクセスとしてはJR東日本の横須賀線や南武線、路線バスは川崎市交通局や東急バスなどが走っています。
道路は国道一号線や409号線などが整備されています。
観光では「夢見ヶ崎動物公園」が人気のスポットとなっているようです。
幸区の2023年の調査では人口17万2,312人、高齢化率20.2%でした。
川崎市全体の高齢化率は21.4%、全国平均は29.0%となっているため、全国平均と比較すると低い数値となっています。
全国の平均は下回っていますが、年々高齢者が増加中ですので、幸区も高齢化率が25%を超える日も近いでしょう。
高齢化社会に向けて、高齢者福祉サービスを充実させていく必要があります。
高齢化率が高くなっている状況において、幸区は高齢者福祉サービスや介護施設の確保に着手しています。
福祉活動の拠点として川崎市幸区社会福祉協議会を設置し。
協議会が「いこいの家」などのコミュニケーションの場を設けています。
60歳以上で川崎市内在住の方なら誰でも無料で参加でき、講座や体操などを通じて高齢者の心身の健康をサポートしています。
また、「幸区あんしんセンター」を作り、一人暮らしや認知症の方の重要書類の管理代行などもしています。
高齢者の財産と生活を守り、安心して暮らせる社会づくりに励んでいるのです。
幸区は介護施設などを開設することで、高齢者の居住場所の確保を目指しています。
しかし、特別養護老人ホームの待機者は1000人を超えているのが現状です。
経済的な理由などがない限り、入居は非常に困難です。
グループホームやサービス付き高齢者住宅などの有料老人ホームは沢山ありますので、いろいろと比較検討をしてみると、自分に合った施設が見つかるかもしれません。
サービス付き高齢者住宅の入居時の費用は0円から数百万円と金額に開きがあります。
料金の安い所なら月額利用料は20万未満というプランも。
しかし月額利用料に介護保険料などが付加されますので、毎月の合計費用は約25万円、あるいはさらにかかるところもあるでしょう。
費用は受けるサービス内容にもよりますので、事前に付加サービスの料金などを確認しておくべきです。
介護付き有料老人ホームもさまざまで、入居時の費用は0円から数千万円。
毎月の合計費用は約20万円から50万円程度という所も。
料金は高めですが、その分手厚い介護が受けられます。