古くから住む高齢者の多いエリア。港南台や上大岡を中心に介護施設が多数

港南区は横浜市を構成している18区の一つ。
2023年には人口21万4,052人となっています。
1970年代以降巨大団地が建設され、人口が爆発的に増加している地域です。
それ以降も単身一人暮らしはもちろんのこと、ファミリー層にも人気の高い地域です。
人気である理由は利便性の高さと暮らしやすさ。
京浜急行本線が通っているので、東京へのアクセスが良好。
横浜市内の移動に便利な横浜市営地下鉄ブルーラインやJR根岸線も走り、どの地域にも足を伸ばしやすいのが特長です。
中心となる駅は港南台駅と上大岡駅周辺。
区役所や商業地域が集中しているので、いつも地域住民でにぎわっています。
特に上大岡駅は横浜市でも重要な生活拠点と位置付けられており、再開発などが盛ん。
これからますます便利になる注目の地域と言えるでしょう。
先述した通り1970年代に巨大団地が出現したことにより、港南区は古くから住むお年寄りが多い傾向が。
65歳以上の人口は2023年には6万1,982人、高齢化率は29.0%となっています。
60歳以上の住民も確実に増えているので、数年後にはさらに高齢化していくと予測されています。
そのような地域だからこそ、早めに高齢化社会に対する福祉も充実しつつあります。
例えば介護計画(ケアプラン)。
他地域では有料になる場合が多いですが、港南区では全額保険で支払いが可能。
利用者の負担をゼロ円にしています。
また、居宅介護支援事業者の空き状況が確認できるインターネットサイトも開設。
いちからご家族やご本人さまが業者を探す手間がありません。
そのほかにもさらに新たな福祉サービスが充実していくことが予測できる地域と言えるでしょう。
港南区役所ではご高齢者さま向けの相談・問い合わせ受付を行っている専門窓口を設置しているので、気になることがあれば直接聞きに行けるのも魅力的ですね。
そんな港南区の有料老人ホームは中心地となっている港南台または上大岡に位置している場合がほとんど。
また、他地域よりもグループホームがやや多くなっているのも特徴と言えるでしょう。
しかし、さほど片寄りはないのでご自身で好きな住居を選ぶことができます。
傾向として小規模のホームが多く、手厚い介護ケアが実現。
部屋に家具が備え付けられている施設も多く、すぐに入居できるのもうれしいところ。
その一方で、ベネッセやニチイといった大手が運営する有料老人ホームもあるので、そういったところとサービスを比較検討できるのも港南区の強みと言えるでしょう。