住宅街と商店街が接近しています。穏やかな雰囲気です

土山駅が誕生した時期を突き止めようとすると、明治半ばにさかのぼります。2018年の年末に、開業から130周年となる記念日を迎える予定で、当初から貨物と旅客の両方を運搬する駅でした。旅客だけの営業に切り替わったのは、今から40年近く前の昭和終盤に入ってからです。
駅がある場所は、以前から主に宅地として使用されてきたエリアです。駅から北東方向に向かっていただくと、商店街が見えてきます。近隣に長く住んでいる高齢の方がよく訪れる場所ですから、お買い物やお散歩と同時に和気あいあいとした交流を楽しんでいただけます。なおイオン系列のショッピングモールでお買い物に興じていただくことも可能です。
土山駅は、歴史関係の施設の最寄り駅という一面を持っています。大中遺跡は、毎年秋になると大々的な祭事が開かれてたくさんの見物客を集めており、地域を代表する名所に成長しました。そのほか、県営の考古博物館や町営の郷土資料館が駅から徒歩で訪れていただける範囲で運営されています。
土山駅は国道2号線や県道84号線・553号線に近い駅です。バス乗り場は、駅の北口・南口を筆頭にかなり多めに設置されています。神姫バスの路線が大半を占めていますが、山陽バスなどの他社のサービスも利用できます。バス・タクシーを活用していただけば、仁十病院のような医療機関に最短距離で移動していただけます。
土山駅は、JRの神戸線に所属する駅です。最寄の乗り換え場所は、2区間先にある加古川駅。この駅は、加古川線へ乗り換え場所となっており、反対方面では、3区間先に位置する西明石駅が山陽新幹線への中継地点として利用可能です。
土山駅の利用率は、過去20年間で微増しています。1日平均の乗客数は、今世紀に入ってからしばらくの間は1万3,000人台で推移していましたが、その後2008年に初めて1万4,000人を上回りました。
土山駅の周辺は、ご高齢の方のお住まいに適した雰囲気が漂っています。介護施設をお探しになるときは、駅から10kmくらいの範囲を探してみましょう。また、駅からなるべく近い範囲を探す場合は、駅から4km以内が良いです。施設の種類に関しては、民間の施設では高齢者住宅・サービス付高齢者向け住宅が目立ちます。公的な施設ではグループホームの多さが顕著です。