夏休みの時期は、近くの河川敷が花火大会に早変わり

過去1世紀の間に人の出入りが激しかったことから、商店街などが複数残っている点が特徴的です。淀川に近い場所ですが、毎年8月に「なにわ淀川花火大会」が開催される河川敷は、(鉄道を使う場合なら)塚本駅から歩く方法がいちばん近いアプローチ方法となっています。
塚本駅は、阪神高速11号線と駅舎が隣接する形で構築されています。バスについては、一般的なバス事業者が参画しているエリアに現在含まれていません。駅付近に乗り場は3ヶ所置かれていますが、市営のコミュニティバスや区営の福祉バスだけが路線を提供しています。
塚本駅は、JRの神戸線に所属しています。管内で見ると発着駅側にあることがひと目ではっきりとします。発着駅はすぐ隣にある大阪駅で、利用者の大半はこの隣駅を介して各地へ出かけています。
JRは、大阪駅で神戸線のほかに東海道本線や京都線、大阪環状線や東西線を接続させています。このほか、阪急の路線(宝塚本線や京都本線、そして神戸本線)や大阪市営地下鉄の3路線(御堂筋線や谷町線、それと四つ橋線)への乗り継ぎが可能です。また、阪神本線への乗り換えもできることを忘れてはならないでしょう。ちなみにもうひとつの隣駅は尼崎駅です。この駅でも東西線への乗り換えはできますし、また福知山線との連携も実施しています。
塚本駅の利用率は、1990年代にはっきりとした低下傾向が確認されていました。しかし2000年を過ぎるころからだんだんと横ばいに変化しており、この10数年は1日平均の乗客数は16000~18000人の間で上下しています。
塚本駅の近辺で介護施設を探すときは、まず駅から1キロ前後離れたあたりを納得いくまで念入りに探すことが大事です。住宅型有料老人ホームやグループホームなどが、それくらいの立地条件の場所にて入居者を募集していることがあるからです。
とはいえ塚本駅界隈は、軒数そのものはあまり多いほうではありません。したがって思うように施設が出てこないときは、次の段階に移ったほうがよいでしょう。すなわち、思い切って捜索範囲を拡大することです。数キロ圏内、ときには10キロ圏内で探したほうがよい可能性があります。交通システムは平均してよく発達している地域ですから、駅から遠ざかることを気にしすぎる必要はありません。