龍野城や室津など、歴史を持つ城下町・港町で有名

兵庫県の南西部に位置する、たつの市。
姫路市や相生市など多くの自治体に囲まれています。
南端は瀬戸内海に面した海岸線です。
2003年に、旧龍野市や揖保郡の旧新宮町・旧揖保川町・旧御津町・旧太子町が合併して誕生しました。
市内は北部を中心に、山林地帯や丘陵地などが多いです。
姫路市と接続している平地を中心に、集落がつくられてきた経緯があります。
江戸時代は、龍野藩の治世下で城下町として発展しました。
龍野城は一部の遺構しか残っていませんでしたが、昭和末期に本丸御殿などが再現されました。
城跡の周囲全体が龍野公園となっており、市民共有のくつろぎの場所となっています。
園内は樹木が豊富で、春は桜の名所、秋は紅葉の名所として親しまれています。
かつて城を取り巻くように存在した城下町の街並みは、今も至るところに残っており「播磨の小京都」と呼ばれるほど優美です。
現在は県指定景観形成地区となっており、手厚く保護されています。
たつの市内にはほかにも、同様の指定を受けている場所があります。
播磨灘に面する室津は、奈良時代に誕生した歴史ある港町です。
交通の手段が限られた明治以前は、交通の要衝として繁栄しました。
現在はカキの養殖をはじめとした漁業のほか、観光名所として市の経済に貢献しています。
この地域に存在する御津自然観察公園は、世界の梅公園という呼び名で人気が高いです。
1,000本を超える梅が育成されており、毎年2月の開花の時期に祭事が開かれています。
たつの市で鉄道をご利用になるなら、JRの姫新線と山陽本線のどちらかをお選びいただけます。
路線バスについては、神姫バスと市営のコミュニティバスのご利用が可能。
幹線道路に関しては、山陽自動車道と播磨自動車道に市内でお乗り入れできます。
また、国道2号線のお乗り入れできるバイパスが1ヵ所設置されています。
たつの市の人口は、約20年前にピークを迎えました。
その後は減少傾向に入っており、2023年には7万4,081人という調査結果がでました。
高齢化率については同年に31.5%という記録が公表されました。
現在のたつの市で介護施設をお探しになるなら、介護老人保健施設・特別養護老人ホーム・グループホームなどの公営の施設がまず見つかりやすいでしょう。
民営の施設では、介護付き有料老人ホームなどへのご入居が考えられます。
たつの市はリハビリを専門とする病院が充実しており、西播磨病院などでご相談が可能です。