明石海峡を臨む行楽地の近場。気分よく毎日を送れます

駅の周りには素晴らしい景観が保存されていますが、駅そのものの美しさも格別です。第2回の近畿の駅百選に含まれたことからも、人気の高さがしのばれます。現在では、観光や保養などの目的で訪れる人に加えて、近くにある住宅地の居住者、そして明石海峡大橋を利用する通行者が主たる客層になっている模様です。
駅前に乗り入れているバスは、山陽バスと神戸市バスのどちらかの手によるものです。近場に出かけたいときはこれらのバスを使うのがおすすめですが、遠方に行きたいときは駅も真上につくられている「舞子バスストップ」という乗り場から乗車するとよいでしょう。神戸・大阪方面や四国・淡路島方面を目的地とする高速バスが大量に乗り入れています。
この駅はJRの山陽本線(神戸線)の駅ですが、神戸駅を経由して東海道線ともつながっており、行動範囲はかなり広いものになり得ます。神戸駅では阪神電鉄の高速神戸線や神戸市営地下鉄の海岸線などへの乗り継ぎも不可能ではありません。その2駅先にある三ノ宮駅となると、神戸新交通のポートアイランド線や市営地下鉄の山手線など、さらに乗り継ぎの機会が上乗せされます。また舞子駅の北側には、山陽電気鉄道本線の舞子公園駅があります。この駅では、神戸市内のほか明石市や姫路市など県内各地にストレートで行けるという利点を持てます。
舞子駅の利用率は、この10数年であまり変化がありません。1日平均の乗客数は、例外はあるものの19000~21000人の間で記録されることがほとんどで、経営上の安定感は上々のようです。
昨今の舞子駅は、どちらかといえば安めの介護施設を探しやすいエリアだという印象を受けます。入居一時金ないし月額使用料の片方が高額になる施設は、よその地域と同様に建てられていますが、どちらの料金もあまり高くつかない施設のほうが過半数に達していそうなのです。
入居一時金・月額使用料の合計額が30~40万円くらいというところであれば探すことは容易でしょう。極端に安手の施設が出てこないことは残念かもしれませんが。安さにこだわらないなら、建物のサイズやデザイン性がひたすら優れている施設、贅を尽くしたイメージが強い施設に、驚くほど簡単に入居できるはずです。