8月の小野まつりは、北播磨地方で最大級の祭事です

兵庫県の南部に位置する、小野市。
加古川市・加西市・三木市・加東市に囲まれており、江戸時代までは播磨国に属する地域でした。
そろばんの名産地として全国的に知られており、播州そろばんは40年以上前に旧通商産業省から伝統的工芸品の指定を受けたほどです。
高塚山のような山地や丘陵地が市内の東西を中心に広がる一方で、中央部分は平地が延びています。
このため市街地は市内中心部を軸に発達してきました。
高度経済成長期に入ると、神戸市と姫路市のほぼ中間地点にあるという立地条件が評価されて、ベッドタウンとして急速に人口が増加しました。
小野市を代表する史跡に、浄土寺があります。
文化財を大量に保管している寺院で、国宝に指定されている浄土堂や阿弥陀三尊像はとりわけ有名です。
小野市には温泉郷もつくられています。
白雲谷温泉はバスなどでお気軽にご利用いただけて便利。
また、鍬渓温泉は2010年に閉館しましたが、再開を求める声が多かったことから公衆浴場として近いうちに復活する予定です。
自然を活かした公園に、播磨中部丘陵県立自然公園があります。
加古川市や加西市にまたがる広大な敷地は、山や湖など雄大な眺めをお楽しみいただける場所でいっぱいです。
また、ひまわりの丘公園もとても広々としています。
ひまわりのほか、コスモスやレンゲと数多くの花をご覧いただける場所です。
今世紀に入ると、飲食施設などが相次いで建てられたためとても便利に生まれ変わりました。
小野市は、JRの加古川線・神戸電鉄の粟生線・北条鉄道の北条線をご利用いただける都市です。
路線バスについては、神姫バスや市営のコミュニティバスのサービスがご利用可能。
幹線道路に関しては、山陽自動車道のインターチェンジや国道175号線のバイパスが市内に設置されています。
小野市の人口は、今世紀の初めまで一貫して増え続けていました。
現在は成長が止まっていますが、横ばいに近い状態です。
2023年には人口4万7,451人となっています。
同年の高齢化率は29.3%。
全国平均値に非常に近い数字でした。
現在の小野市で介護施設へのご入居をお求めの場合は、グループホーム・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設といった公的な施設のほか、住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅のような民間の施設の両方が見つかります。
医療相談については、数年前に開院したばかりの北播磨総合医療センターや、国立病院機構兵庫あおの病院などが便利でしょう。