北摂三田ニュータウンがある都市。完成度の高い市街地です

兵庫県の南東部に位置する、三田市。
南北から神戸市・篠山市に挟まれているほか、西側で三木市・加東市と、東側で宝塚市・川辺郡に属する猪名川町と隣接しています。
市域は六甲山地と重なる部分が多いため、かなり多くの山々が連なっているのが特徴です。
長い間農地が目立つ都市でしたが、戦後はだんだんと市街地の整備が進められました。
神戸市の北区や三木市に近い南部は、市民や建物が密集しています。
有馬富士公園は、今世紀に入って間もなく開園した都市公園です。
県下ではいちばんと呼ばれる広大な敷地に、たくさんの設備が用意されています。
植物が豊富な上に遊歩道などがよく手入れされていますから、お散歩の場所としてはおあつらえ向きでしょう。
県立人と自然の博物館は、約四半世紀前に開館した文化施設です。
多様な主題の下で展示品を集めており、1回のご訪問で広範な分野の学習が可能な点が魅力です。
最近は、丹波市で発掘された化石の展示を実施していることで有名になりました。
永澤寺は、室町時代前期に創建された曹洞宗に属する寺院です。
安置されている文化財なども貴重ですが、何よりも併設されている花園が見もの。
花しょうぶ園とぼたん園は、開花の時期を迎えるとあでやかな風景をお楽しみいただける名所です。
このほかにも、三田市は古くから残る寺社仏閣が各地に点在しています。
高売布神社・御霊神社・住吉神社はいずれも、国から重要文化財の指定を受けている貴重な建造物を持っていることで有名です。
三田市で列車を用いたお出かけをお求めになるときは、JRの福知山線か神戸電鉄の三田線・公園都市線のいずれかをお選びいただくとよいでしょう。
路線バスに関しては、阪急バス・神姫バスのサービスをご利用できます。
幹線道路については、舞鶴若狭自動車道・中国自動車道にお乗り入れできるインターチェンジが市内にそれぞれ1ヵ所設置されています。
また、六甲北有料道路や国道176号線も便利です。
三田市は、昭和後期に大規模な団地が完成しています。
その頃を境目に、人口が急増しました。
増加の勢いがとまったのは今世紀に入ったころです。
2023年には人口10万8,387人とやや減少傾向にあります。
同年の高齢化率は27.9%でした。
現在の三田市で見つかりやすい介護施設といえば、サービス付き高齢者向け住宅・介護老人保健施設・介護療養型医療施設・グループホーム・特別養護老人ホームなどです。
よく使用されている病院といえば、三田市民病院や兵庫中央病院でしょう。