全国有数の高級住宅街で、瀟洒なライフスタイルを楽しめる

神戸市の東隣にある芦屋市。
面積が極端に狭い都市ですが、神戸市と西宮市に挟まれているため、地図上ではさらに小さく見えます。
しかし、芦屋市の存在感はただごとではありません。
古くから高級住宅地として全国的に名前をとどろかせており、映画やTVドラマなどでしばしば舞台に採用されてきました。
今でもその威光は衰えていません。
21世紀に入ってからは開発の影響で、新しい住宅地や観光スポットがつくられており、若い世代や海外からの訪問客を集めるに至っています。
いまだに数少ない国際観光文化都市でもありますが、近年は景観保護のための規制を打ち出しており、末永く美しい景観を維持する方向で動いています。
気候も穏やかで、シルバー世代にはこたえられない魅力があります。
狭い都市のため駅の数は少ないものの、神戸本線や阪神電気鉄道本線のような主要な鉄道に乗車できます。
高速道路や国道も使えるため、移動には不自由しないでしょう。
市内の人口は、1990年前後に一度ピークに達します。
その後、阪神大震災の前後に激減しますが、その後また立ち直りを見せました。
新しい住宅地の造成が功を奏しており、現在も少しずつ伸び続けています。
2023年には人口9万5,378人、高齢化率29.7%となっています。
2035年代に35%を超えるという計算結果が発表されています。
最近の芦屋市では、出生率が国の値や兵庫県全体の値よりも下回っており、大規模な少子高齢化対策の必要性が叫ばれています。
市内の要支援・要介護認定者数は2024年に6,000名を超えました。
芦屋市でも他の自治体と同じく、介護関連の事業計画を数年おきに立てながら政策を進めています。
介護施設サービスに関しては、計画時の目標にかなり近い実績を上げたケースは少なくありません。
たとえば2007年度の介護老人福祉施設の利用者に関しては、予定した人数の95.2%の達成に成功しています。
現在の芦屋市で一般的な老人ホームや高齢者専用住宅を探すと、他の自治体と比べて費用が割高に感じられるかもしれません。
しかし時間を惜しまずに探せば月額の負担が15~20万円程度の施設も発見可能です。
芦屋という立地のため、グループホームなどを見ても高くなる傾向があることは事実ですが、その分、瀟洒なライフスタイルを楽しめるという利点は期待できるでしょう。
もちろん、肝心のケアサービスの質についても問題はありません。