駅の北部に、市営の文化センターや図書館が並んでいます

ゆるやかなアーチを描く屋根が印象的な、東加古川駅。10数年前は平屋構造の駅でしたが、昭和末期から続いた近隣の住民や関係者の陳情が報われる形で、現在の優美に橋上化された駅舎が実現。長い間貨物駅の増設が検討されていましたが、東日本大震災を皮切りに宅地化されています。
現在では駅の四方を取り囲むように宅地が並んでいます。お買い物などについてはしばらく移動していただくと、さまざまな大型の商業店舗に到着可能。全国的な郊外型の店舗が進出しているほか、イオン系列のショッピングモールが周辺で運営されてきました。
駅からまっすぐに北上していただくと、やがて横蔵寺が見えてきます。ここは播磨西国三十三箇所の第29番の札所に指定されている由緒正しい寺院。美しい桜や日本庭園、そして25年ごとに開帳される十一面千手千眼観音像などが大切に保存されてきました。
東加古川駅は、国道2号線や県道383号線に乗り入れしやすい場所にある駅。駅前や付近に置かれているバス乗り場で待つと、神姫バスや市営のコミュニティバスを利用できます。
東加古川駅は、JRの神戸線に所属する駅です。快速列車が停車する駅に選ばれていますが、もっと高速での移動が必要なら隣接する加古川駅で、新快速に乗り換えていただくと良いです。また、この駅では加古川線への接続もできて便利です。
反対方面では、4区間離れた西明石駅が最寄りの乗り換え地点で、この駅では山陽新幹線に乗車できます。その向こうにある明石駅では、山陽電鉄本線へ乗り継ぎが可能です。
東加古川駅の利用率は、今世紀に入るころから微減していました。1日平均の乗客数は、2000年に1万4,000人を割り込みました。その9年後に1万3,000人以下に落ちています。しかし2011年に再び1万3,000人以上に回復しており、それから4年たつと久しぶりに1万4,000人以上を記録しました。
東加古川駅を基点として介護施設を探す場合、駅から10km圏内を念入りにチェックしていただいたほうが正解です。施設が見つかりやすくなるのは、駅から4km以上遠ざかってからになります。近い範囲に関しては、駅から2kmに達したあたりから徐々に見つかるようになります。
施設の種類については、サービス付高齢者向け住宅・高齢者住宅・グループホームが中心的で、介護付有料老人ホームがそのあとを追うように増えています。医師の診療が必要なときは、東加古川病院でご相談するとよいでしょう。