揖保郡太子町は美しいレンゲ畑等が有名。商業施設も揃う

揖保郡太子町は、兵庫県の南西部にある町。
2023年の人口は3万3,773人となっています。
姫路市とたつの市に挟まれており、姫路・たつの両市への通勤率が50%を超えています。
現在、揖保郡を形成する唯一の自治体で、太子町の宮本地区は、剣豪・宮本武蔵の出世地の候補の一つです。
交通機関としては、神姫バスが路線バスを運行。
JR山陽本線や山陽新幹線が通っており、駅は設置されていません。
最寄り駅は、隣接する姫路市の「網干駅」。
市町の境界線から300mほどの場所なので、太子町からも大変近いです。
太子町は、その町名からも想像できるように、聖徳太子ゆかりの地としても全国的に有名。
平安時代に建立された「斑鳩寺」は太子信仰の中心地で、現在でも「お太子さん」という呼び名で親しまれています。
斑鳩寺には、三重塔、木造釈迦如来坐像、木造日光・月光菩薩立像や木造聖徳太子立像といった重要文化財も保存されています。
毎年2月22日に行われる太子祥月命日の縁日法要と、毎年8月に行われる施餓鬼法要は多くの参拝客で賑わいます。
また、太子町では毎年4月に「阿曽地区レンゲまつり」も開催。
レンゲ畑を眺めながらの散策や、多彩な催しが楽しめる太子町の代表的なお祭りです。
太子町のある揖保郡周辺エリアは、古来よりそうめんづくりが行われてきた地域で、「揖保乃糸」は全国的に知名度が高いそうめんです。
加えて「松尾たけのこ」や「太子みそ」「太子いちじく」などが主な特産品となっています。
太子町役場庁舎の街道交流広場では、毎週水曜・金曜には農産物販売所が開かれ、鵤地区では毎週火曜と土曜に「太子ふれあい市」が開催されています。
共に「新鮮な特産物や農産物を購入できる」と好評です。
商業施設としては、スーパーやドラッグストア、ショッピングセンターや家電量販店などが町中央部から西部にかけて集中。
医療機関も内科、眼科、歯科などの個人クリニックなどがありますし、お隣の姫路市にも総合病院等があるので安心です。
太子町には、まだ数は少ないものの、介護付有料老人ホームやグループホームなど、高齢者が安心して生活できる施設も増えています。
介護付有料老人ホームの中には、斑鳩寺など寺院から近く、お参りしやすいホームや、できたての美味しい食事にこだわったホーム、園芸や囲碁・将棋などを楽しめるホーム等が誕生しています。
一方、グループホームは、広い交流スペースで地域交流が楽しめるホームや、レンゲ畑の傍にあるホームなどがあり、人や自然に触れながら健康的に過ごせるのが魅力です。