大中遺跡公園や野添北公園が、癒しの場所です

兵庫県の南端は瀬戸内海に面した海岸線です。
この沿岸部はたくさんの自治体が並んでいますが、播磨町もそのひとつ。
東西から明石市と加古川市に挟まれています。
また新島や東新島といった人口の島が町域の一部です。
かつては、人工的なため池や用水路などを用いた農業地帯でしたが、20世紀に入って播磨工業地帯の拡大がはじまると一気に工業化が進みました。
人口島から海岸にかけて工場や倉庫などが密集していますが、漁港も残っておりはえ縄漁が続けられています。
大中遺跡は、播磨町の象徴的な史跡です。
弥生時代から古墳時代にかけて建造された住居の跡地などが発掘されています。
現在は公園として整備されており、ゆっくりとお散歩を楽しんでいただける場所としておすすめです。
また、10年以上前に兵庫県立考古博物館が公園のすぐ隣に設立されました。
最近は秋になると大中遺跡まつりが開催されるようになっており、町の風物詩としてすっかり定着しました。
弥生時代を再現した催事などをご見物いただけます。
大中遺跡公園の近所にある野添北公園も、お散歩の目的地としておすすめです。
園内には日本庭園や人工の滝などがつくられており、大都会であることを忘れさせてくれる憩いの場所として住民の間で愛されてきました。
隣に位置する円満寺の五重塔と、よく手入れされた並木道が織りなす風景はとても美しいです。
播磨町は小さな自治体ですが、交通機関はとても発達しており楽々と各地に移動していただけます。
鉄道については、JRの土山駅や山陽電鉄の播磨町駅に出向いていただくとよいでしょう。
土山駅では山陽本線を、播磨町駅では山陽本線をご利用できます。
路線バスに関しては、神姫バスのサービスをご利用可能。
幹線道路については、国道250号線が便利です。
また県道539号線・553号線・718号線などがよく使用されています。
播磨町の人口は、高度経済成長時代に急増しました。
増加が止まったのは20年ほど前のこと。
その後は横ばい気味です。
2023年には人口3万4,811人となっています。
高齢化率は同年に27.3%を記録しました。