神戸や大阪の衛星都市として交通の便に優れ、介護サービスも充実する注目の地域

伊丹市は、兵庫県の南東部にある阪神地区の都市。
市内には西に武庫川、東に猪名川が流れ、全体的に平坦な地形の「伊丹台地」が広がっています。
そのなだらかな台地に大阪国際空港の一部も。
大阪市から近く、人口密度が兵庫県内では一位の尼崎市に次いで高い街です。
交通面をみると、JR宝塚線と阪急伊丹線が市を縦断するように通り、市バスと呼ばれる「伊丹市営バス」や阪急バスなどが市内を走っています。
平地のお陰で自転車通勤も多いのが特徴。
バスや鉄道の本数も多く、空港もあるため交通の便が良い所です。
神戸や大阪の衛星都市で、ベッドタウン的存在でもあり、キューピーなどの大手企業の工場も市内に。
そのため比較的生産層が多いのが特徴。
2023年には人口20万2,539人、高齢化率は25.6%と全国的に見ても低い数値です。
やはり生産層の厚みがその要因となっているようです。
しかし、4人に1人は高齢者という状況であることは間違いありませんから、伊丹市も高齢化対策に乗り出す必要のある都市の一つなのです。
そのため、市は対策案として高齢者の社会活動を積極的にフォロー。
生涯現役をめざし、介護予防にも重点をおいています。
予防体操、口腔ケア、食事指導など具体的な介護予防を行っているのです。
要介護の方々のためにも、在宅介護支援や生活相談など、細やかなサービスを行っています。
地域包括センターなどに気軽に相談してみましょう。
また、在宅介護で生活する高齢者のために、デイサービスやショートステイ、そして老健などの短期入所を用意しています。
しかし、中には在宅介護が難しい方もおられるでしょう。
そう言った方は介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などに入居すると、介護度に合わせた介護が望めますのでおすすめです。
伊丹市は立地的に良い場所にあるため、住宅の賃料そのものが高めです。
そのため、有料老人ホームなどの料金も少々高いのが難点ですが、その分利便性のある施設がほとんどです。
具体的な料金プランとしては入居時の一時金が数百万円、月額利用料は20万円未満という価格帯。
トータルでは高いですが、毎月の負担は余りない、というプランが多いようです。
「介護はそれほど必要ないけれど、毎日の食事の用意が苦痛になってきた…」という方にはサービス付き高齢者住宅が良いでしょう。
食事や居室掃除などの簡単なフォローが付いており、スタッフも24時間常駐しているので安心です。
自分にあったタイプの介護施設を選んで行って下さい。