バリアフリー化された尼崎駅は、高齢者の行き来も安全で安心

それともう一つの尼崎駅は兵庫県尼崎市東御園町にある、阪神電気鉄道「本線」の尼崎駅。区別のためにJR尼崎駅の方は「JR尼崎」、阪神尼崎駅の方は「阪神尼崎」や「阪尼」と呼ぶことが多いようです。尼崎市の商工業のメインエリアは「阪神尼崎駅」周辺ですが、「JR尼崎駅」周辺にも商業施設などが建ち並び、賑やかなエリアとなっています。
「JR尼崎駅」の方は「JR神戸線(東海道本線)」と「JR宝塚線(福知山線)」、そして「JR東西線」が乗り入れています。「JR神戸線」は尼崎駅が始発駅となっており三ノ宮・姫路方面へ、「JR宝塚線」は宝塚・福知山方面へ向かいます。「JR東西線」は尼崎駅が終点で、北新地・京橋・四条畷からの電車が停車します。1日の平均乗降人員は約4.3万人(2013年度調べ)で、年々増加傾向にあります。
駅の南北にバスロータリーがあり、尼崎市営バスが運行する路線バスだけでなく、関西国際空港行の阪神バスも乗り入れています。
「JR尼崎駅」から一番近い駅は南東にある阪神「杭瀬駅」です。しかし徒歩で30分ほどかかるので、市バスが両駅を連絡しています。阪神電気鉄道「本線」の尼崎駅とは直線でも2kmほど離れており、「JR尼崎駅」と「阪神尼崎駅」との間も市営バスが往復中です。
一方「阪神尼崎駅」の方は「本線」と「阪神なんば線」が乗り入れており、「本線」は上りが野田・大阪(梅田)方面、下りが甲子園・明石・姫路方面へ。「阪神なんば線」は奈良・名古屋・伊勢志摩方面へと向かいます。1日の平均乗降人員は約5万人(2012年度調べ)で、こちらも利用者数が多い駅となっています。バリアフリー化された駅ですので車イスでも安心。
バス停も駅の南北にあり、阪神バスや尼崎市営バスなどの多数の路線バスが発着しているので便利です。
「JR尼崎駅」と「阪神尼崎駅」との間に広がる尼崎駅エリアは店も多く、利便性もあります。介護施設も様々な種類の施設が建てられており、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅など、選択肢も多いのが魅力です。買物が楽しいエリアですから、サービス付き高齢者住宅に入居して、散歩代わりにウィンドウショッピングをするのも面白いと思います。