和洋折衷のユニークな駅舎が自慢の駅。文化施設も近くに多し
西桐生駅は、上毛電気鉄道上毛線の終着駅です。発着駅である中央前橋駅まで乗っていると、JRの両毛線に乗り換えられます。また近くにある、桐生球場前駅・赤城駅ではわたらせ渓谷鐵道のわたらせ渓谷線に接続しています(前者に関しては、東武鉄道の桐生線への乗り継ぎもできます)。
もっとも乗り換えという意味では、すぐそばにある桐生駅まで行って乗車したほうが早いかもしれません。桐生駅からは両毛線・わたらせ渓谷線ともに利用できるからです。県内・県外への外出に関して、西桐生駅の近くに住んでいて苦労しないことはとにかく間違いないでしょう。
また桐生駅の前ではバスの路線が豊富です。おりひめバスが近郊へ向かう路線を運行しているほか、日本中央バスほか数社が運営する高速バスが出ています。車両事情については、山手通りと県道351号線に近いことがこのあたりでドライブをする際のメリットでしょう。
西桐生駅については、大規模な駅ではないため利用者が多いとはいえません。しかし過去10年の利用状況を調べると、1日平均の乗降客数が1500~2000人の間で上下しており、経営状況が安定していることをにおわせています。
現在のところ、西桐生駅の周辺で万人向けにおすすめできる介護施設となるのは住宅型有料老人ホームでしょう。この数年で数が増えており、入居費用が格安です。事情があってあまり予算をかけられない家庭でも気遅れせずに入居を検討できます。駅から近くない点は唯一の欠点かもしれませんが、バスやタクシーなどの使い方をマスターしてしまえばたいしたハンデにはならなさそうです。違うタイプの施設となると、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅が、安くて気軽に入れる施設の候補になるでしょう。
ところで、西桐生駅の周辺の介護施設によくみられる共通点に、「敷地面積が広め」という点があります。庭地も広々としていて開放的なライフスタイルを期待できる点は、都心部の施設には期待しがたい長所かもしれません。