独自のサービスを展開する高齢者福祉に手厚い街
調布市は東京都多摩地区の東端にある都市。
東西を横断する甲州街道などの幹線が通っています。
都心からも近く、東京23区への通勤率が41.4%というベッドタウン。
地理的には多摩川が流れ、武蔵野台地と多摩川低地によって形成されています。
交通アクセスは非常に発達しており、JR京王電鉄の京王線や、都営新宿線などが運行中。
路線バスも小田急バス、調布市ミニバスなどが走っています。
特にバスの交通網は市内に大きく広がっており、市民の足となっているのです。
調布市の高齢者人口は、2009年は総人口が約22万人だったのに対し、高齢者人口は約4.1万人で、高齢化率は18.6%でした。
それが2023年には人口23万8,505人、高齢者人口5万1,802人、高齢化率21.7%となっています。
このような数値を見ると、調布市も徐々に高齢化が進んでいるのが分かります。
調布市の高齢者福祉サービスは内容が充実しています。
学校の教室を利用して、手作りの食事を低価格で提供。
会食をすることにより孤独化を軽減する「ふれあい給食」を実施。
また、介護予防対策として「介護予防デイサービス」を設置。
体操教室や交流会を開くことで、高齢者の運動機能やコミュニケーション能力が低下しないようにサポートしています。
他にも一人暮らしの高齢者の孤独死などの防ぐために、週二回乳酸菌飲料を届け、安否確認をする「おはようふれあい訪問」や、ボランティアが定期的に電話をして、話をすることで孤独化を防ぎ、安否確認をする「ほのぼの電話訪問」など、多彩な福祉サービスを行っています。
区役所などで具体的な内容を聞き、気兼ねせずサービスを受けていきましょう。
調布市内に特養は8施設ありますが、入居は難しいようです。
施設入居を検討する際は有料老人ホームやグループホームなどを視野に入れておくとよいでしょう。
有料老人ホームは入居時の一時金が数百万円という所もありますが、中には一時金0円、月額利用料も20万前後という比較的低料金の所もあります。
看護サービスが充実したホームやお出かけイベントが多いホームなど、老人ホームによって特色が違いますので、自分に合った施設を選びましょう。
どこの施設がよいか分からない方は地域包括支援センターやケアマネージャーに希望を伝えて、紹介してもらうのも良いと思います。
サービス付き高齢者住宅やグループホームなどもあります。
月額利用料の高低差はありますが、中には20万未満の施設も。
やはり料金などを良く調べて、比較検討してから入居を決定することをおすすめします。