岡山県内で最新の駅の周囲に、静かな生活の場が増えています
駅の発足に際して主導的な立場にあったのは学校法人就実学園で、駅のそばには就実大学と就実短期大学のキャンパスが開けています。周囲には自然と在学生や教職員が集まっていますが、もともと住宅地が一面に連なるエリアだったため、昔ながらの住民は少なくありません。
駅の北部には都市計画道路万成国富線が伸びていますが、この道路の両側には商業施設飲食店などが少しずつ増えており、生活の豊かさという意味で地域全体に確実な進歩がみられます。岡山市中区役所に近い点も、この駅の近くに住むときの有益な点に入るでしょう。
西川原駅は、JRの山陽本線に所属しています。すぐ隣にある駅が岡山駅のため、どこかに出かけるとなれば隣駅で乗り換える確率は総じて高いものになるはずです。岡山駅では、JRの津山線・瀬戸大橋線・宇野線・吉備線のほか山陽新幹線の利用すら簡単に実行できます。そして岡山電気軌道の東山本線への乗車もたやすいことです。
なお、山陽本線には赤穂線への直通列車が一部で運行されています。赤穂線への乗り入れにかけてはこれを利用することが望ましいですが、東岡山駅や相生駅で降りて乗り換えるという手段も考えられます。
西川原駅の利用率は、開業以来順調に上昇しています。2013年の計測では、1日あたりの乗客数が5年前の開業年度と比べて1000人以上増えていることが明らかにされました。さすがに増加のペースははっきりと落ちてはいるものの、まだそこには余裕が感じられます。
西川原駅は、介護施設の進出にかけては遅れ気味だったきらいがあるかもしれません。しかし近年、その遅れを取り戻すかのような勢いで増えているところです。いちばん目立つのは住宅型有料老人ホームです。施設数が増えているため、掲げている方向性などは多岐に分かれており入居希望者が好みに合った施設を選びやすくなりました。介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅はそのあとを追うように増えつつあります。
駅のすぐそばに施設が建てられることは、残念なことにまだあまり例がないのですが、目立つ欠点はそれくらいしか見つかりません。その分、静かでリラックスできる生活空間が手に入ります。