新山口駅は新幹線も止まる交通要衝。バス路線も豊富

新山口駅は、山口県山口市の小郡下郷にある駅です。1900年に「小郡駅」として開業し、1975年には新幹線も止まるようになりました。2003年に「新山口駅」に改称し現在に至ります。
新山口駅は、山口線および観光列車「SLやまぐち号」の始発駅です。JR西日本の在来線と山陽新幹線の接続駅となっており、在来線の特急列車や快速列車「スーパーおき」、新幹線「のぞみ」「さくら」「ひかり」が停車する交通要衝です。駅のそばには下関総合車両所運用検修センター新山口支所が設置されています。
新山口駅には、山口線の「山口・津和野方面」と、山陽本線の「防府・徳山方面行き」上り列車、「下関方面行き」の下り列車が止まります。また、宇部線の「宇部新川・居能方面行き」、山陽新幹線の「広島・新大阪方面行き」上り列車や、博多・鹿児島中央方面行き」下り列車が発着する駅です。
瀬戸内海沿岸エリアや宇部市中心部へ通じる「宇部線」や、島根県の津和野・益田方面へ通じる「山口線」などが止まるため利用者が多く、乗降人員の数では山口県庁の最寄駅である「山口駅」よりも多いです。「新山口駅」から「山口駅」まで、普通列車なら約22分、快速「通勤ライナー」で約17分、特急「スーパーおき」なら約12分で到着します。
駅前のバス停には、「秋芳洞行き」や「新山口駅行き」の一般路線バス、「宇部新川駅行き」や「湯田温泉経由山口駅行き」の特急バス、「福岡行き」の「福岡・山口ライナー」や「東萩駅行き」の「スーパーはぎ号」などの高速バス、「山口宇部空港行き」リムジンバスなどが発着しており、路線が多彩なため便利です。「新山口駅ターミナルパーク整備事業」のおかげで自由通路や駅前広場などが整備され、使いやすい駅になりました。駅前には小郡に縁のある「種田山頭火」の銅像が建てられています。
駅周辺には、ビジネスホテルや予備校、学習塾が多く、大型商業施設「イオンタウン小郡」やコンビニなどの商業施設も点在しています。昔、小郡町役場だった山口市小郡総合支所や小郡浄化センター、山口県総合交通センター、山口市小郡文化資料館、山口南総合センター「さんびる」といった公共施設もあります。
新山口駅エリアは、主要道路が多く交通量が多いです。以前、田園地帯だった場所は、マンションやオフィスビルが立ち並んでいます。また、サービス付高齢者向け住宅やグループホームなどのシニア向けの住まいが徐々に増えており、中には病院併設で、24時間介護士や看護師が常駐する施設があり、医療依存度が高い方でも安心です。