茨城・埼玉・千葉、そして東京をつなぐ要衝と呼べる町

茨城県の最西端近くに位置する、五霞町。
同じ猿島郡に属する境町と東側で隣接しています。
北側で隣接しているのは古河市。
千葉県と埼玉県の境界線が集まる地域のため、野田市や久喜市・幸手市と向かい合っている点も印象的です。
利根川や江戸川など大きな川に取り囲まれているのが地形上の最大の特徴でしょう。
かつては、川の水が肥沃な土を大量に運んでくることから、田園風景が一面に広がっていたものでした。
五霞町は、桜の名所が多いという特長に恵まれている町。
権現堂川の沿岸は、桜並木がつくられておりどんな時期でも気持ちよくお散歩を楽しんでいただけます。
童夢公園は、園の内外に桜が大量に植えられている上に、アジサイやバラ、藤やケヤキなど大量の樹木や花が育てられているため季節によって園内の光景が大きく変わるのが見ものです。
中の島公園も桜が多い公園です。
また、コブシや松がたくさん育てられてきた点も注目に値するでしょう。
園内では、周囲の川で発展した水運業に関する資料をご覧いただけるようになっています。
五霞町は広い町ではありませんが、古来人の出入りが絶えなかったため史跡は少なくありません。
冬木A・B貝塚や穴薬師古墳などは、その中でも特に古いものです。
比較的新しい時代の旧跡の中では、栗原城址や主名馬尊が有名でしょう。
5世紀ほど昔に建立された、東昌寺もよく知られている寺院です。
ご訪問いただくと、県から文化財の指定を受けている梵鐘をご覧いただくことが可能です。
五霞町は鉄道が敷かれている町ではありません。
路線バスに関しては、朝日自動車または町営のコミュニティバスのサービスにご乗車可能です。
これらのバスにお乗りになると、JR線の栗橋駅・南栗橋駅や東武鉄道の幸手駅に直行可能となります。
身近な道路では、中央自動車道にお乗り入れできるインターチェンジが町内に1ヵ所存在します。
五霞町の人口は、平成初期に急成長を遂げました。
これは、東京都心部に通勤しやすいという点が注目を集めたことが原因でした。
今世紀に入って以後は減少しており、2023年度の計測結果によると8,112人を記録していたことがわかります。
同年の高齢化率は36.1%。
全国平均値を上回る結果となりました。
五霞町で介護施設にご入居する計画をお立てになりたい場合は、グループホーム・特別養護老人ホームのご利用が考えられます。
近接する自治体内に所在する施設も同時にお調べいただくとよいでしょう。
医療面では、路線バスをお使いになると久喜市内にある栗橋病院などに通院可能となります。