「東海十二景」の美しい眺めはいずれも格別です

茨城県の東端に位置する、那珂郡東海村。
現在、全国で2番目の人口を擁する村という記録を持っています。
このため、町制への移行が可能な状態であると識者から指摘を受けています。
人口増加の傾向は、近年はかなり落ちてきたもののまだ止まっていません。
45年前の記録と比べると、現在は2倍近い数字です。
このため高齢化率はまだあまり上昇していません。
2023年の調査では25.0%。
これは全国平均より低い数値でした。
東海村は現在、那珂市・日立市・ひたちなか市に周囲を囲まれています。
村役場の周囲などを中心に市街地化が進んでいますが、南端や北端を中心にまだ農地が残っており、のどかな風景が少なくありません。
特に北端は、日立市との境界線となっている久慈川に沿って牧歌的な田園地帯が広がっています。
現在の村の主な産業は、農業と原子力産業でしょう。
後者に関しては、よその地域ではお目にかかれない独特なイベントなどが随時開催されています。
ゴジラ映画の舞台に選ばれたことも数回あります。
東海村は風光明媚な場所が多いことで近年、話題を集めてきました。
平成に入って間もないころに決定された東海十二景は、そのよい例でしょう。
この中には、寺社仏閣や公園などさまざまな施設が含まれています。
毎年11月に、菊の花の展示イベントが開催される船場稲荷神社や、2013年に村の指定文化財になった石神城跡を持つ公園などは、老若男女の区別なくどのような方にとっても訪れていただく価値がある名所です。
また、今から1200年以上昔に創建されたという伝承を持つ、村松山虚空蔵堂は福島県の圓蔵寺や三重県の伊勢朝熊山金剛證寺と並んで日本三大虚空蔵堂と呼ばれている名跡です。
村内には現在、JRの常磐線の駅が1ヶ所あります。
路線バスにお乗りになる場合は、茨城交通が手掛ける路線をご利用できます。
次に道路事情です。
高速道路に関しては、常磐自動車道のパーキングエリアが1ヶ所設置されています。
そのほか国道6号線や245号線が、使いやすい主要道路といえるでしょう。
ちなみに245号線沿いにある独立行政法人国立病院機構茨城東病院は、たくさんの患者に最新式の治療を提供しており、頼もしい医療施設です。
東海村で介護施設をお探しになる場合は、今は民営から公営の施設までさまざまな種類をご覧になれます。
民営の施設なら住宅型有料老人ホームやケアハウス、公営の施設なら特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどが見つかりやすい状況です。