低額で入居可能な介護施設が多いのが魅力

ひたちなか市は、茨城県に北部にある都市で、1994年に那珂湊市と勝田市が合併した際に誕生しました。
水戸市のベッドタウンでもあり、茨城県で水戸市、つくば市、日立市についで第4位の人口を有します。
地理的には関東平野に属し、県の中央部から北東のエリアに位置。
東部では太平洋に面し、南部には那珂川が流れる街。
日立製作所と共に発展した工業都市でもあり、現在でも日立製作所や、その関連企業に勤める市民が多いようです。
主な産業は水産業で、観光スポットとしては平磯海水浴場、阿字ヶ浦などの海水浴場があります。
交通アクセスとしては北関東自動車道の起点となる茨城港常陸那珂港区のメンテナンスが進んでいます。
そしてJR東日本の常磐線や、ひたちなか海浜鉄道の湊線が市内を通っており、バスも茨城交通などの路線バスや「スマイルあおぞらバス」と呼ばれるコミュニティバスが運行中です。
ひたちなか市の高齢化率を見てみますと、2000年は市の総人口は約15.3万人、65歳以上の人口は約20.2万人で、高齢化率は13.2%でした。
それが2023年には総人口は約15.6万人、65歳以上は約4.1万人、高齢化率は26.5%となりました。
ひたちなか市も高齢化対策…高齢者福祉サービスや介護施設の充実に目を向けるべき都市なのです。
高齢者福祉サービスを充実させるため、ひたちなか市はさまざまな高齢者用のサービスを実施。
高齢者の生活相談の窓口として「おとしより相談センター」を設け、各区に相談員を配置しています。
そして、高齢者の行方を探す際に、位置探索機器を無料で貸与するサービスも。
徘徊行動のある高齢者とその介護者の方々の手助けとなっています。
また、市は介護施設の確保も行っています。
特別養護老人ホームがその料金の安さから、人気の施設となっているのですが、どの特養も数十人待ちです。
そして特養は基本的に介護度3以上の方しか入居できませんので、介護度の低い方はサービス付き高齢者住宅や有料老人ホームへの入居を検討してみたらいかがでしょうか。
サービス付き高齢者住宅や住宅型有料老人ホームは入居時に敷金が必要な場合もありますが、食費を含めた月額利用料が15万円未満というのが一般的。
金額的にも入居しやすくなっています。
それに、24時間体制で職員が常駐していますので「一人暮らしでは心もとない」という方にはおすすめです。
グループホームも毎月の月額利用料として家賃を支払いますが、毎月5万円前後なので、食費などが付加されても、合計費用が比較的安いところが魅力。
認知症の方は相談してみると良いと思います。