笠間市は自然溢れる観光都市。サービス付き高齢者住宅は低価格が魅力

笠間市は関東地方北東部に位置する茨城県中部エリアの街。
「笠間焼」が有名で、春秋の陶器市は非常な賑わいを見せます。
そして、日本三大稲荷の一つである「笠間稲荷神社」や「笠間つつじ公園」など、観光スポットが市内に多数あるため、年間300万人もの観光客が訪れる観光都市。
豊かな自然に恵まれた場所で、ヘラブナなども釣れる大変素敵な街ですが、高齢化率はやや高めで、2023年の調査結果では32.7%となっており、全国平均の29.0%を上回っています。
その後も緩やかに上昇し続けているため、2030年までには30%を超えるとの予想もあります。
笠間市はこの現状をふまえ、介護サービスや高齢者福祉に力を入れ、高齢者の生活を守っています。
笠間市は高齢者が安心して暮らせる街づくりの一環として、郵便局や金融機関などのさまざまな事業所に協力を仰ぎ「見守り協定協力事業所」を設置。
高齢者の異変に気づいた際、迅速に市に連絡をしてもらい、早急な問題解決を図るシステムを確立しています。
また、笠間市には介護施設も点在。
有料老人ホームも12カ所程あり、サービス付き高齢者向け住宅が多いのが特徴。
市がホーム数などを把握し、情報提供をしていますので、入居を検討したい方は高齢福祉課や地域包括支援センターに聞いてみるのも良いでしょう。
サービス付き高齢者向け住宅は入居時の費用が0~120万円程度・月額利用料も8~13万円前後で、料金が安いのが魅力。
中には総合病院のすぐ近くという好立地の住宅も。
「持病のため入居後も通院をせざるを得ない…」という方も多いと思いますが、病院が近いと安心です。
有料ではありますが、通院の付き添いサービスもありますので、見学時に病気や通院のことも気兼ねなく相談することをおすすめしたいです。
笠間市は観光地ですから、観光客のためにも交通アクセスを整えています。
JR東日本の「常磐線」や「水戸線」が市の主要駅である笠間駅を中心に乗り入れており、バスも笠間駅前のバスターミナルをメインにして、茨城交通が路線バスや秋葉原まで行く高速バスなどを運行中です。
そして、笠間市のコミュニティバスである「かさま観光周遊バス」が、笠間駅や美術館、ショッピングセンターなどを巡回。
このコミュニティバスは、運賃が100円で、乗り放談のフリーパスも200円という低料金が人気を呼んでいるようです。
住民も使いやすい交通網ですから、積極的に利用し、楽しく外出していただきたいと思います。