龍ケ崎市のいわば中心。しかしゆったりしたペースは失われません

しかし竜ヶ崎駅は、この路線の利用者の大半が行き交う駅です。駅の周囲には商店街などが形成されていますし、金融機関の支店なども設営されており、初めて訪れた人の口からは「思ったよりもずっと便利だった」という感想が漏れることがあるほど。また、流通経済大学のキャンパスなどが置かれており、学生が歩行したり自転車で移動したりする姿をよく見かけるエリアでもあります。
駅前にはバスターミナルがありますが、これは関東鉄道の手になるものです。関東鉄道グループのほか、龍ケ崎市と河内町の手がけるコミュニティバスがそれぞれ乗り入れを行っています。そして線路と並行するように県道5号線が伸びています。国道6号線や県道121号線・337号線なども近く、車両による通行はなかなかスムーズでしょう。
竜ヶ崎駅を使う場合、ほぼ100パーセントに近い確率で発着駅である佐貫駅を目指すはずです。そこから常磐線に乗り換えて、どちらかの方角を目指すというパターンが定石でしょう。
常磐線を使うなら、茨城県・千葉県の要所を抜けながら都内中心部に向かいますし、途中でめぐり会える乗り換えのチャンスも多々あります。特に、北千住駅から先は、ほぼすべての駅で乗り換え可能な路線を見つけられます。反対方向を目指す場合、いちばん近くて乗り換えができる駅は友部駅でしょう。この駅では、JRの水戸線が乗り入れています。さらに先へ行けば水戸駅があり、この駅では水郡線や鹿島臨海鉄道の大洗鹿島線に乗り移れます。
1日平均の乗客数は、この駅の場合1100~1400人の間でだいぶ前から推移しています。少し補足すると、この10年くらいは、きわめて少しずつではあるものの低下が続いている状態です。
竜ヶ崎駅の周囲では、介護施設はどちらかといえばまだ不充分な状態です。その点はネックではありますが、駅からすぐに到着するような近場で施設を見つけることは実は不可能ではありません。2~3キロ圏内でも多少の施設を確保することは難しくないでしょう。
もちろん、なるべく10キロくらいの領域で施設探しをしたほうが好条件で情報収集ができるのですが。施設のタイプに関してはかなり細分化が進んでおり、この点はこのエリアで施設を探すときの大きな長所となるでしょう。