駅発のバスもあるので、駅から少し遠めでもアクセスは良好

1993年の計測では、9000人台にとどまっていた1日当たりの乗降客数が、その10年後には16000名を突破しています。近年は、横ばい気味になっていますがそれでも2013年には22000名に近い数値を記録しており、これからも微増が続く可能性が高いとしばしば指摘されています。
駅がつくられてからはその周囲は少しずつ開発が進み、現在では小規模な商店街や数々の公営施設を利用できます。住宅地が広がる一角もありますが、「唐木田通り」沿いのエリアは特に高級住宅地として知られており、周辺の住民の羨望の的となっています。
もちろん駅の出口のすぐそばには、バス停留所があります。京王電鉄バス(京王バス南)が運営する路線(小田急永山駅行き・小田急多摩センター駅行き・日大三高行き)に乗車可能です。
小田急永山駅と小田急多摩センター駅は、隣駅およびふたつ離れた駅ですから、電車で移動してもかまわないわけですが、相模原線や多摩都市モノレール線に乗り換えができるため、頻繁に降車する乗客がいます。また、現在は終着駅となっているものの、相模原市の方面に延伸する計画があります。2020年代に入るともっと便利になっていてもおかしくありません。
多摩市は高齢化率の進行速度が比較的顕著な都市として、たまに話題になります。市の当局もその重大性は常に意識しており、特別養護老人ホームやケアハウスのような人気の高い介護施設の収容力を高める努力を毎年のように繰り返しているところです。
それでもまだ伸びる需要には追い付いていないため、一般の私たちには、かなりいろいろな種類の施設に視線を浴びせる必要があるでしょう。また、23区内などと異なり駅と駅の間の距離が長めであることもポイントです。
唐木田駅の周りの施設を探したい場合も、なるべく広いエリアから施設を探すようにしたほうが建設的です。駅の周囲にはあまり施設が見当たりませんが、対象エリアを広めにして探せば、月額使用料が15万円以下に収まるチャンスがある施設が何軒も見つかるようになります。
ちなみに、新しい施設が各地に次々にできつつある状況です。最新型の設備に囲まれて便利に快適に暮らせるチャンスを、できるだけ生かしたほうが得策でしょう。できたばかりの施設にもなるべく見学することがおすすめです。