深刻な高齢化の対策として老人ホームの新規開設も着々
中区は岡山県岡山市の4行政区のひとつ。
4つの区の中で一番面積が小さく、人口密度が一番高い街です。
2009年に設置された区で、旭川の東から百間川の西までが区域となっています。
地理的には区のほぼ中央に操山があり、西の端に流れる旭川が北区と南区との境界。
交通網としてはJR西日本の山陽本線や岡山電気軌道の東山本線などが運行中。
路線バスも岡電バスなどが区民の交通手段となっています。
そして、道路も整備されており、岡山環状道路や国道2号線などが区内にあります。
中区の人口は2023年には14万7,194人、高齢者人口は3万8,454人となっていおり、高齢化率は26.1%でした。
子供の人口より高齢者の人口の方が多く、高齢化率も深刻です。
中区は高齢者のための介護施設や福祉サービスを充実させることで、高齢化に対応しようとしています。
区内には特別養護老人ホームなどもありますが、公的介護施設は満床の場合が多く、介護付き有料老人ホームやグループホームに入居する方も多いようです。
最近の介護付き有料老人ホームは入居一時金も月額利用料も20万円未満のところもあります。
サービスも豊富で、カラオケや花見、遠足といったレクリエーションも多彩。
娯楽系だけでなく、医療看護も充実していますので、病気で看護が必要な方にもおすすめです。
認知症の方にはグループホームがよいでしょう。
ホームによっては介護保険料を含めても月額利用料が15万円未満のプランもあります。
ただ、料金の安さや元々の募集人数の少なさから、満室の場合も。
しかし、予約をしてからホーム見学に行くと、サービス内容や料金を詳しく説明してもらえます。
即入居は出来なくても、入居申請は出来ますので、相談に行って入居希望を出しておくのも手段のひとつです。
また、中区の高齢者福祉サービスは多岐にわたっており、高齢者のさまざまなニーズに答えています。
サービスの一環として「はつらつ元気のつどい」を実施。
まだ介護の必要でない高齢者を対象に体操などを行い、介護の予防をしています。
そして、日常生活の支援なども行っており、口腔衛生や栄養改善などの教室も多数開催。
さらには、食事を届ける際に安否確認をする「配食サービス」や「日常生活用具の貸与」など、基本的な介護保険サービスもあります。
中区の高齢者福祉サービスは地域包括支援センターや中区福祉事務所に窓口がありますので、興味がある方は窓口に相談してみましょう。