清輝橋線の終点。とはいえあらゆる視点から見て利便性が高い場所
しかし設備面では2007年に大幅な改修に踏み切ったため非常に優れています。進歩の主な内容は、電停ホームのバリアフリー化で、高齢者にとって居心地の良い駅に生まれ変わっています。
経営母体が同一であることから、駅前では岡電バスの利用がとても便利です。もっとも両備バスの乗り入れも駅前で受け入れており、その結果バスで行ける範囲に広がりが生まれています。主要道路の中では、国道30号線にいちばん近く、市外に出向きたいときはこの道路を目指すと時間の節約になることでしょう。
清輝橋駅は終着駅のため、発着駅である柳川駅まで行く間に北区内の目立つ場所の大部分を通ることになります。どこで降りても何かしらすぐそばにさまざまな企業の事業所や店舗などがあります。そして柳川では東山本線への乗り換えが可能です。柳川駅のふたつ先には岡山駅前があり、山陽新幹線のほか多数の接続路線を利用できます。
清輝橋線は路面電車であるため、全体の長さに比してかなり多くの駅(停留所)があります。そのため清輝橋駅は終点であるにもかかわらず、岡山駅と2キロ強しか離れていません。清輝橋駅の周囲にはまだ商業地区なビジネス街などの一端が目立ちます。全体として住宅地などの雰囲気はまだ希薄ですから、介護施設などをこの駅のすぐそばで探すことは困難です。とはいえ鉄道やバスを使いやすく、また車両での通行が難しい土地柄ではありませんから、数キロ離れたところで介護施設を探すのも悪い考えではないはずです。
4~5キロ離れると急に取り柄が豊富な介護施設が続々と登場してきます。建物は各部屋の広さ、日当たりや風通しのよさ、設備の新しさ、スタッフの多さなど快適なシニアライフを送る上で励みとなってくれるポイントの多い施設でいっぱいです。だからといって、入居費用が高くつく施設ばかりではないとところに、このエリアのすごさがあるのですが。
こうした事情から、焦りながら資料の取り寄せや見学をするよりは、できる限り時間を割いて施設選びに専念したほうが賢明でしょう。もう1点補足すると、比較的数が多い施設のタイプは、住宅型有料老人ホームとグループホームでしょう。