倉敷市や福山市のベッドタウン。素麺の質が高い町です
岡山県の南西端近くに位置する、浅口郡の里庄町。
東西から、浅口市と笠岡市にすっぽりと挟まれています。
山林地帯に囲まれた平地を中心に発達してきた町です。
もっとも、極端に高い山がそびえ立つ町ではありません。
南西から北東にかけて市街地などが延びています。
虚空蔵山のふもとに接近していただくと、里庄美しい森が見えてきます。
この場所は、樹木をできる限り生かしながら整備作業を行った都市公園です。
よく手入れされた遊歩道に沿ってお進みいただくと、四季折々の草花が次々と登場する様子をたっぷりとご覧いただけます。
2009年に工事が終了したつばきの丘運動公園も、お散歩などを満喫していただける施設のひとつ。
歩道に沿って歩いていただくと、やがて展望台が目の前に出現します。
天気のよい日であれば、この施設から瀬戸内海まで見渡していただくことが可能です。
里庄町には、歴史などを学んでいただける文化施設も存在します。
町営の歴史民俗資料館では、町が誇る伝統技術である大原焼に関する資料をご覧いただけます。
里庄町は、世界的な物理学の権威として高名な仁科芳雄博士の出身地です。
仁科博士が幼少期に暮らしていた家屋はいまだに大切に保存されています。
この屋敷は、江戸時代が終わる前に建造されており、残されている資料は非常に価値のあるものばかりです。
敷地内の庭に出ていただくと、梅やサツキ、紅葉といった風情のある植物をお楽しみいただけます。
なお里庄町では、素麺の生産が昔から続けられてきました。
夏の間は、味わい深い素麺をたくさんご賞味いただけます。
里庄町で鉄道を用いた遠出が必要となったときは、JRの里庄駅にお出かけいただくとよいでしょう。
山陽本線のサービスをご利用できます。
路線バスに関しては、現在は公営のコミュニティバスが一部で運行されています。
幹線道路については、国道2号線や県道64号線・286号線・432号線あたりがよく使用されている車道です。
里庄町は倉敷市などに通勤しやすい場所にあるため、昭和後期に入ると人口が急増しました。
時代が平成に変わると増加の勢いは一気に落ちますが、現在もまだ増加は完全にはとまっていません。
2023年には1万1,040人という記録が公表されています。
同年の高齢化率は、31.3%でした。
現在の里庄町でご入居できる機会が多いのは、何といってもグループホーム。
民営・公営を問わず軒数が多いです。
それ以外では、介護老人保健施設や介護療養型医療施設などが目立ちます。